「超絶理論」十四話無駄話 ※ネタバレ有
2011/02/12 22:02


がちゃり、

緑「……あれ、誰も居ない…。というかアイツ何処いったんだ?――せっかく紅茶持ってきたのに。………あれ、何だこの紙切れ」ぴらっ



"ちょっと天界にでも行ってきます☆リョク一人でがんばってね by かみさま"


緑「っざっけんなあああ!!どうせアイツ江●島で呆けてるんだろ。そもそも天界とか無いし、わお、何この痛い子」


がちゃり、

緑「!」
豪「!」
緑「………」
豪「………」
緑「……えっと…、うん。率直に言うが――"どうした?"」
豪「亜風炉に行けと言われた」
緑「それ本人の前で言ったらお前今頃居ないぞ。というか何でアイツもこいつよんだんだか」
豪「…ああ、そういえば久遠にも言われた」
緑「なにこのグル。つか冬花前乱入してきたばっかじゃまいか」
豪「というわけで来てみた」
緑「お前も相当暇なんだな。妹のとこ、てっきり行ってるかと」
豪「部活がたまたま無かっただけだ。それに夕香のところには既に行った」
緑「おお、流石。」
豪「……まあ、上手く友人達と良くやっていたから…別に……良かったんだ」
緑「……え、」
豪「別に、悲しくなんかないんだからね。どんどん妹が離れてくとか感じてないんだからね」
緑(……何故こうも周りの"兄"たちは変人ばかりなのだろうか。)



◎というわけで

豪「妹因果属性のお前に聞きたい。」
緑「止めろ黒歴史掘り起こすな。」
豪「三回も体験してるじゃないか。しかも其のうちの一人は実兄だろう」
緑「私は彼を兄とは認めてません。否、今後認めることもないだろう」
豪「っふ、酷い言いようだな。」
緑「多分お前だけには言われたくないと思うぞ。」
豪「それならば一応"義兄"だったアイツはどうだ」
緑「っ!」
豪「アイツならば、お前は兄という存在をどう思った?」
緑「――っ、おまえ…狙ってていってるだろ……っ!」ふるふる
豪「……いや、というかアレは"義兄"…いや戸籍上では兄妹とでもいうが…」ちらり
緑「………、な、なんだよ」
豪「……お前ら、名前見ても家族ってわかりづらかったな。」
緑「そりゃ…、苗字やら違うんだし。当たり前っちゃ当たり前だろ」
豪「………そういえば理事長と風丸は従兄同士とは聞いたな。」
緑「はあそうですか。」
豪「で、本題に戻るぞ。」キリッ
緑「帰っていいですか」
豪「兎に角、だ。俺は"妹"から見た"兄"のことを知りたい。」ドヤッ
緑「……お前が思っているほど現実は甘くないぞ。まあ、個人差はあるからお前の妹さんがお前自身をどう思ってるかは知らんが。」
豪「そうか。ならば俺はひとまず"時雨緑個人の意見"を聞こう」
緑(しまったああ墓穴掘ったああああ)
豪「つまり、お前にとって兄とは」どどんっ!
緑「ただの変質変態薬中実験厨馬鹿阿呆茄子ですが何か」ばーん
豪「orz」
緑「安心しろ。私はあくまで"自身の実兄"のことを言っただけだ。」
豪「……お前の兄が虚しいな」
緑「生憎だな。アレは実験やらなんやらに妹を巻き込む輩だ。」
豪「……だが、そうはどうのこうの言う割には一ヶ月に一回は電話か家に行ってるよな」
緑「!――………べ、別にただあんまり生活良くないから"インスタントばっか食うな"って言ってるだけだし、」でれっ
豪「あの大量購入してた餃子か」
緑「そうアレ!あいつ中華だけは黙って食うから。たまには和食でも食えって言うんだけどなー……、あれ」
豪「どうかしたか」
緑「……おい待て。おま、何でそんなの知ってんだ。私が一人隣街の次の次の駅で買ったって知ってんだ」
豪「誰も其処までは言ってないが。――いや、俺の後輩の家族がその店やってるらしい。」
緑「………"後輩"…?」
豪「小っこい虎」
緑「あいつかっ!」
豪「お前前部活覗いたときぐらいにしか会ってないのに、流石記憶力いいな」
緑「あ、いや、前あいつから直々にお前の好物やらプロフィール聞かれたから」
豪「……………は? 時雨、」
緑「何だ妹ぞっこん人間」
豪「…………それ、答えたのか…?」
緑「まあ、聞かれたし。答えれた分だけ。」
豪(………嗚呼、だからあれがああなってこうなったのか…)
緑「お、おいっ!ちょ、ふらふらしてどうしたっ?」
豪「――いや…少し眩暈が。」
緑「お前も意外と大変なんだな。」
豪「"意外と"という単語に少し苛立ちを覚えたのは気のせいか」
緑「お好きなように」
豪「……はあ。まあ取り敢えず、だ。お前の検証でわかったこと」
緑「え、」
豪「"つまり妹は何だかんだ言っても兄を心配し、傍に居てくれる存在である"」キリッ
緑「なっ、な、そ、ば、ち、」
豪「動揺してるのが何よりの証拠だ。特にお前の場合弱みを握られるとかなり動揺する癖があるしな。あと顔赤いし」
緑「ううるさああああああああいいいッ!!アイツはただの兄!それ以上それ以下でもないっ!!」
豪「あ、認めた」
緑(うわああああああああああああry)




◎ドアの外とか

冬「相変わらず弄られてますね緑さん…。●RECっと」きゅいーん
研「……何してるんですか久遠君」
冬「ああ、ちょっと生態観察を」
研「そうですか。ならばちょっとそのドアの前からどいてもらえますか?」
冬「この部屋に何か御用ですか?其れならば今はお取り込み中なので無理です^^」
研「生憎ですね。それは貴方が其処にスコープしてるからじゃないですか?」
冬「いえ、だから」

取り込み中って言ってんでしょこの●虫。





風「で、どうしたんですか研崎先生」
研「いえ、少しばかり癒されに来たのです。やはり教会は落ち着きますね……」きらきら
風「?」
闇「……。」じろー

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