それから黄瀬先生が戻ってきたのは30分後だった。
俺たちにとっては2時間にも3時間にも感じられた。
「ただいまっス。あーあ。こんなに汚しちゃって」
「んっんっ・・・あっ!」
「あァ、あ、あ・・・も、とってぇ」
俺ら2人も腹は何度出したか分からない精液で汚れ、ピクピクと体は痙攣する。
薬のせいでの体の疼きは治まったはずなのに今度はまた別の疼きが体の奥底から芽生え始める。
もっと、もっと別のモノが欲しい。
黄瀬先生は真白のバイブを引き抜き、指で中の様子を確認する。
指を2本縦にしてグリグリと動かす。
「ふっ・・・んっ・・・ひっ」
「中ドロドロでマグマみたいっス。淫乱な女の膣みたい」
指を引き抜くとネトォっと腸液が糸を引く。
真白は顔を真っ赤にしながら違う違うと頭を振る。
「ここまですればいいっスかね。本当は俺のを入れたいところだけど止められてるんで」
「んぁ・・・あ、る人?」
「そう。ある人。いつかは2人も会うから心配しなくていいっスよ」
黄瀬先生は優しく頭を撫でる。
さっきまでの行為が嘘のように優しい手つきだった。
俺たちは心地よい体温と、今までの行為の疲労がピークを超えてウトウトと眠りについた。
その様子を見ていた黄瀬先生はクスクスと笑いながら携帯で写メを取る。
「だからその人に会うまでに毎週柔らかくしていきましょうね。いつでも入れれるぐらいに」
黄瀬はある人・・・赤司へ『調教順調』と書いたメールと先ほど撮った写メを添付して送った。
(どうして俺たちはこんな目にあってるのだろう)
(わからないまま1つ1つ体は変化して行っている)
次は、誰の手で?
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