「アハッ白ちん狭いねぇ。歩ちんもそうだけどさぁ」
指をキュウキュウ締め付けて食べられちゃいそう。
そう紫原先生は笑いながら言う。
乱暴に指で中を動かしていく。
ただ痛みだけが脳内、体を犯してどうにかなりそうだった。
「っ・・・」
声を出さないように下唇を噛み締め睨みつける。
そんな俺が面白くないのか紫原先生は指を一気に3本突っ込んだ。
「――――ッ!!」
声にならない叫びがでる。
ピリっと何かが裂けた音が聞こえ、肛門あたりが熱を持つように熱い。
「あーあ。切れちゃったじゃん。まぁいいや。入れやすいし」
ニチャニチャと俺の肛門から切れた血も利用して指を入れてバラバラに動かす。
「イっ、あ・・・やっ・・・!」
「んー?なんか硬いのがあるねぇ。腫瘍かなぁ」
硬いもの、と紫原先生が称する物に触れた瞬間電気のようなものが走る。
男の急所である前立腺のことだろう。
医師である紫原先生が分からないわけがなくその部分を執拗に触る。
「あぁっ・・・せ、んせも・・・やめっ」
「やめないよぉ。だって腫瘍だったら取らなきゃいけないじゃん。念入りに診察していかなゃ」
今まで痛みに萎えていた俺のモノが頭を持ち上げる。
それだけじゃなくて蜜をタラタラと垂らしシーツを濡らす。
「おかしいねぇ。嫌なのにこんな蜜垂らしちゃって」
大きな紫原先生の手が俺のモノを包みやわやわとシゴく。
「ふっ・・・あっ、あぁ、やらっ」
「いーよ。イっちゃえ」
片手でギュっと掴み、もう片手では前立腺を的確に突いた。
「いあっやっああああああ」
紫原先生の手に精液を放つ。
付いた精液を美味しそうに舐め、紫原先生は笑う。
「あの硬いのは腫瘍じゃなかったみたいだね。精液も全部正常だよ」
射精後の倦怠感と仕事での疲労感、精神的ショックが一気に押し寄せ目蓋を閉じた。
目を覚ますと病棟の処置室に寝かされていた。
師長によるとロッカールームで眠っていた俺たちを紫原先生が運んだらしい。
俺らはその事を上の空で聞いていた。
下半身の違和感が昨日の事を現実だと物語っている。
ピピピピ
携帯がなる。
そこには見覚えのないメルアドからのメールと1枚の写真の添付。
カチカチと携帯を操作して写真を見ると俺は携帯を地面へ落とした。
「っくっそぉ!!」
歩も携帯を力いっぱい壁に投げる。
写真には大腸ファイバーを入れて精液で汚れ、気絶している俺たちの写真が映っていた。
(プライド高い歩ちんたちだけど一応保険ね?)
(もちろん不審な動きがあればバラすから)
(俺たちには逃げ場がないのだ)
まずは入口から
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