その腹に何Kgもの肉を蓄えているかはわからないが、妊婦のように膨らんでいた。
「火神ある意味すげぇわ」
「あんなうめーもん残す方がわりーだろうが。うっぷ・・・」
思わず火神の腹を撫でてみる。
するとパンパンに張っていた。
「じゃ帰ろうか!全員いる?」
カントクの号令で日向先輩が後ろを見て確認をする。
ここでようやく黒子がいないことに全員が気づいたようだ。
「・・・あれ?・・・黒子は?」
「いつものことだろーどうせまた最後尾とかに・・・」
「いや、マジでいねぇ・・・ですよ」
「え?」
(アイツ先輩が肉食ってた時に外でましたよ)
(なんでそんな大事な事言わないのよ!久遠くん!)
(むしろよくわかったなぁ、お前・・・)
(感心してる場合じゃないわよ!いつも2人ともどっかふらふら歩き回って!首輪でもつけようかしら!)
勝利の余韻と消えた影
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