「(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い。今すぐにでも犯したいっス)」


黄瀬がそんな理性と戦ってるなんかどうでもよくて。

俺はただ早くやまないかとだけ願う。

目的の階につくと俺はすぐさまエレベーターから降りた。

少しでも黄瀬と離れたい一心で。


「歩さんこっちっスよ」

「っここ!?」


着いてきたドアには【火神】とネームプレートが飾ってあった。

くそっ仕組まれてたっ。

踵を返して逃げようと思うとタイミングよくドアが開いて、逃げる事を阻止するかのように手が4本伸びる。


「ようこそ、先輩」

「っ黒子ぉ!」


大の男2人に捕まってしまえば流石の俺も抵抗ができず、火神の家へと入っていった。

ズルズルと引っ張られて投げられた先は火神の馬鹿デカい体よりもデカいベッド。

男2人でもゆったり寝れそうなベッドに俺の体は沈む。


「ってぇ・・・何すんだ!」


顔を上げるとそこにはいい笑顔で笑う3人。

あ、これはヤバイ。


「先輩があんまりにも可愛い過ぎるのでお仕置きをしようと思いまして」

「意味わかんない!そもそも男に可愛いとかねーしお仕置きってなんだよ!」

「言葉の通りだろ、です」

「我慢してる歩さん見てるだけで俺勃っちゃったス」

「いやああああ聞きたくない〜!!」


耳を塞ぐ。もうイヤだ。日本語が通じないヤツらとは話してたって意味がない。

『攻められる前に攻めろ』

くろちゃん民の言葉が脳裏をよぎる。

火神や黄瀬は体格的に無理だけど黒子なら・・・いける。

俺は意を決して黒子にダイブした。


「黒子ぉぉぉ俺に攻められろぉぉぉ」


黒子はとっさの事で受身を取れず倒れる。

今までマウントポジションを奪われてきた俺だがようやく奪ってやったぜ。

フハハハ。

まずは脱がすんだろ?下を?

いや、男のブツとか見たくないし上でいっか。

そんな事を考えているとお尻に何やら違和感。


「先輩今日は積極的ですね。等々ツンデレのデレがでてきましたか」

「ツンデレってなんだ、ツンデレって。お前尻の割れ目触ってんじゃねーよ」

「先輩の積極的な態度に僕は感動しました。今日は寝かせません」









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