セイジューロー?と火神は頭に?マークを浮かべるが黒子のチームメイトと聞いてキセキの世代かと納得する。


「従兄弟同士なのは分かりました。なぜ付けられたんですか?」

「知るかよ。俺も今知った。こんで満足か?」

「ええ。満足です・・・ただ、」

「俺、俺らがいるのにそんなの付けられるなんて許せねぇよな」


トン、と折角起き上がった体を再度押し倒される。

起き上がろうとするが火神の馬鹿デカい体がそれを許そうとはしない。

黒子はその隙にと俺のズボンをパンツごと脱がす。


「お前ら何すんだ!あと黒子ズボン返せ!どさくさに紛れてパンツポケットの中に入れるなぁぁ」

「っち。ズボンもパンツも返しません。もうパンツは僕のものです」

「ずりーぞ黒子。俺にもくれ」

「嫌です。こうやって1番を譲ってるんですからパンツぐらい僕にください」

「何俺抜きで喋ってんだ!あげるもクソも俺のパンツだって言ってるだろ!返せ!」


下半身丸出しという間抜けな格好で足をバタつかせる。

火神はそんな俺を赤子も同然のように俺の両手を片手でまとめ、器用にシャツのボタンを空いた片手で外す。


「先輩って綺麗に筋肉ついてますよね」

「うるせぇ。こんな状態で言われたくない。火神離せ!」

「嫌だ。そういう歩先輩の方がうるせーっすよ」


火神はあろうことか俺の右の乳首を舐める。


「ひっ!?」


いきなりの事で間抜けな声を出す。

口を塞ぎたいが俺の両手は火神によって封じられている。


「先輩可愛い声ですね。もっと聞かせてください。あ、火神くん。準備室からいいのあったので使ってください」

「おお。黒子にしては気が効くじゃないか」

「僕も先輩を味わいたいですからね。火神くんがずっと手を持ってるのは邪魔です」

「言ったなゴラ」


黒子が準備室から見つけてきたビニール紐で火神は俺の腕を縛る。

抵抗?

もちろんしたさ。

ただその度に今度は黒子が俺の乳首を舐めた。

声を我慢したくても声が漏れて余計に恥ずかしくなるから抵抗はやめた。


「さてと。先輩、僕たちは怒ってるんですよ。赤司くんにそんな痕付けられた事に」

「それで?」

「お仕置きしないとなぁ?」


黒子と火神はニヤリと怪しく笑った。











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テーマ「人外ファンタジー」
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