カバンを無造作にロッカーに押しやる。
制服の上をハンガーにかけてシャツのボタンに手をかけようとした。
「ん?」
「ああ。そのまま着替えててくれればいいですよ。先輩」
「ひぎゃあああ」
変な視線を感じる、と思ったら後ろに黒子が立っていた。
お前いつの間にっ
「先輩と一緒にくっついて来ちゃいました。先輩と少しでも長く居たいですし」
「来ちゃいました、じゃねーだろ。さっさと部活いけ、部活」
「イヤです。僕には先輩の着替えを手伝うとともに見届けるという大事な仕事があるので」
そう言うと黒子は後ろから俺を抱きしめる形で俺のの制服のズボンを外そうとしている。
驚いて少し動きが止まったが我に返り黒子を剥がそうとする。
が、なかなか剥がれない。
体格も力も俺の方があるのになんでコイツはこういう時に限ってつええんだよ。
この力を部活でも生かしやがれってんだ。
「今日のパンツは縞パンボクサーなんですね。可愛いです」
「っ〜!お前着替えさせるんだろ?なんでパンツも脱がそうとしてるんだ!」
「ノーパンってよくないですか?直接ズボンに擦れて感じる先輩が見たいだけです」
「火神!この際黄瀬でもいい!誰でもいいから助けてぇぇぇ!」
この悲鳴を聞き取ったのか火神と黄瀬が来たのはあれから5分後。
Tシャツ1枚に下は何も履いてないという屈辱的な姿を見られた俺は流石に泣いた。
(っ先輩それ反則・・・!)
(歩さん誘ってるんスか?)
(っち。もう来ましたか)
着替えも1人でできません。怖くて
←