場所は打って変わって体育館。
あのイケメンは黄瀬というらしい。
周りの女の子は黄瀬が人払いしてしまった。
くすん・・・・女の子ぉ。
涙をすすりながら俺は黄瀬と半径2m離れてもらって体育館へ案内する。
尻とか太ももとかに強烈な視線を感じるがあえて無視したい。
「歩さんって処女なんスか?」
「・・・」
「まあ俺は処女でもビッチでもいいんスけどね。でもできることならもらいたいなぁ〜。歩さんの処女。じわじわ解していって最終的には孕むぐらいたっぷり種付しますからね!」
「もうしゃべるなぁぁぁぁぁ」
「ふぐぅ!歩さんもっとしてぇぇ」
歩きながらR18な話をする黄瀬。
まだ夕方!今から銀○とか忍○とか子供が見る番組が始まるというのにお前はなにしゃべってんじゃあああ。
俺は立ち止まってそのまま黄瀬にジャーマンスープレックスホールドをかます。
その時に腰を掴んだのはいいが少し触れてしまった黄瀬の息子が固く勃起していたのは内緒!
たったすぐ先の体育館へ行くのにこんなに体力を使うとは思わなかった。
ぜぇぜぇと肩で息しながらゆっくりと歩いていく。
「歩さんまるでヤっちゃった後みたいっス・・・はぁはぁ」
「いっいやああああ」
ほっ掘られる!
黒子や火神にセクハラされ続けて早1週間。
時々マウントポジションを奪われたこともあったが今日が一番危ない気がする!
全速力で体育館の扉を開く。
「おー遅かったじゃねぇか。結城。さっさと着替えろ。カントクが練習試合組ん・・・」
「黄瀬くん?」
日向が固まる。むしろ黒子以外の部員が固まる。
わからなくもない。
今黄瀬は俺の首にクソ長ぇ腕を回し、片手で腰を掴んでいる。
ちょ、お前腰掴んでいる手を下げて俺のマイサンを触んな!
「どうも、黒子っち!お久しぶりです!」
ニカっと笑う黄瀬。いやぁ表情だけ見てたら流石モデルだわ。
表情だけな。
「お久しぶりです。何僕の歩先輩の股間触ってるんですか、変態」
「よぉ。誰だか知らねーけど俺の歩先輩に触るな」
1年コンビが黄瀬から俺をはがす。
助かった!助かったから俺の、っていうお前らの発言は見逃す。
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