「あ!リコ!私たち聞いてないわよ!わんこ攻めもいるだなんて!」
「ごめんねぇ。彼に対してはちょっとまだ確信得れてなくてさぁ」
「もうっ。でも逆にそれで萌えるシーンがその場で見れて感謝するわ。このネタ使っていい?」
「ええ。でも真っ先に私に見せるのよ?」
リコが来てこの話は終わると思ってた。
が、しかし結果はめぐるめく腐会話の続行。
でも俺はそれによりある事が発覚した。
「・・・リコ。お前腐ってたの?」
「あら。そういえば結城くん居たわね」
なんと我らカントクも腐っていた。
そして彼女たちが『もいるなんて』という言葉でリコが黒子の事を喋った事が分かった。
非常にいらない発覚だ。
できれば知らない方がよかった。
でも俺がリコに話した一言がまた波紋を呼ぶ。
「えっもしかして結城くんこっちの世界知ってるの?」
「ええ。一応は。彼一度私とイベントで合った事あるのよ」
「うっそー。もしかして腐男子?」
「違うっ。ただ俺は別のイベントで来てただけでリコとは偶然・・・」
そう。
それは中3の中頃。
受験も終わって雪うた。のイベントに行こうと思ったら隣でやってた白バスのイベントに居たリコとばったり。
だから断じて腐男子ではない!
にしてもリコが腐ってるのには正直驚いた。
普通に友達に付き合っただけって言ってたのに。
「んーでもその方が私たちにとっては嬉しいかもねぇ」
「堂々と観察できるし聞けるしね」
「っという訳で私たちは黒子くん×結城くんと火神くん×結城くんの本を出す予定だから!」
「えっちょっと・・・」
待ってよ、と言う前にチャイムがそれを邪魔する。
まさかの生き恥を晒され、盛大な告白を2回もされた俺は授業を受ける体力もなく。
起きたら昼飯の時間だった。
「おい、結城あれ見ろよ。ミステリーサークルだぜ」
「・・・・アイツっ!!」
次の日の朝校庭に『日本一にします。先輩は渡しません』の文字が書かれてあった。
名前は書かれていないがこんなトボけた事を書くのは1人しか思い浮かばない。
朝礼の鐘がなる数分前、俺は黒子のいるクラスへと走り出した。
なお、名前のかかれていなかった黒子の校庭文字は謎のミステリーサークルとして誠凛七不思議の1つに加わったという。
(どんな内容にしようか?)
(黒子くんと火神くんが結城くん取り合ってる話でどうかしら?)
(リコナイス!)
(ついでにその話をkwsk!)
告白されました!ついでに女の子怖いです!でも好き!
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