「ホラ」
ドンっと置かれた山盛りの食事。
これ・・・朝から食わすとかどんな鬼畜プレイだよ。
ゲ●っちゃうぜ、俺。
「あの・・・先輩これ・・・多い・・・」
「食うのも練習だ。最低3倍食えよメシ」
「3!?」
食えねーよーと言いながら降旗たちは目の前の大山に食らいつく。
福田は俺らに上がいないからズルイとか言ってぬかしているがそれは大間違いだ。
むしろ俺らの方がヤベェ。
ついでにカントクの笑顔の見守り付きだ。
「おかわり!!」
「あのすいません・・・トイレに・・・」
「黒子吐いたら1杯追加な」
変態光影コンビは余裕綽々におかわり、かたやトイレへリバースと正反対だった。
むしろお前らという存在がリバースすればいいのに。消えろ!
「つーかまさか秀徳と合宿地被るとはな・・・」
「借りてる体育館も一緒だって」
「マジで!?」
俺は日向、カントク、伊月、木吉の席で一緒に食ってる。
木吉という不安要素もあるがここが一番安心だ。
尻的な意味でも。
カントクは一足先に食事を済ませ何処かへ出かけていく。
・・・スキップしてやがるあの女。
「またろくでもねー事思いつきやがったな」
「別に俺に降りかからなければいいさ・・・」
ズズズと音を立てて味噌汁を飲む。
あーうめぇ。朝は和食に限るね。
味噌汁が体に染み渡るわ。
「お前そりゃー無理だろ」
「伊達に4年も付き合ってないんだからそれぐらい分かるだろ?」
「わー!!やめやめ!すっげぇ嫌な予感しかないから考えないようにしてたのにー!!」
「ハッハッハ。なんとかなるって、な?」
うん・・・ありがとう、木吉。
カントクが隣にいないからって別に俺の隣に来なくていいからな?
さりげに太もも触らんでいいからな?な?
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