真っ青な海が俺たちを出迎えた。

水着のボインなお姉さんやまな板ぺったんな女の子はどこかなぁ〜?

海でテンションがあがった俺たちを待っていたのは何かでそうなボロい民宿。

ここで寝泊りかぁ〜。お風呂混浴だといいのに・・・げへっ。


「うん、時間ぴったり。皆いるわね?」


カントクが車から降りてやってくる。

景虎さんにガン飛ばされつつも俺たちはカントクの後ろについて歩き出す。

本当に景虎さんは娘ラブ!だよな。

いつか娘LOVEって書いたTシャツをあげたい。

Tシャツを来た景虎さんの姿を想像して笑っていると練習場所へついた。

そこは砂浜。

砂浜にバスケットゴールが設置され、線が引かれてあった。


「カントク・・・まさか・・・ここで・・・」

「そ。バスケするの。前にも言ったけどこの合宿の目的は逆転克服」

「・・・弱点?」

「今誠凛に必要なものそれは選手1人1人の個人能力の向上よ」


5人の数値が低ければ大きな数値にならない。

だから束ねる力を大きくするために、か。

流石カントク。考えてるなぁ・・・。

しかしこの足に付加がかかる砂浜でいつもの3倍はきつい!

ドリブルができないから全てパスでつなげるしかできないこの環境。

足は砂のせいでとられるし。

滝のような汗を流しながら俺たちは昼間浜辺で練習した。


「動きやっす!」

「バッシュってすげぇな!」

「今ならいつもの倍速で動ける気がする!」


夜は体育館での練習。

浜辺で不可をかけていたせいか身軽に感じる。

これが浜辺での成果だとするならば・・・WCも夢じゃない。


「あー極楽だぁ〜」

「結城親父くせぇ!」

「んだとぉコガうるせーぞゴラ」


1日の疲れをお湯と一緒に流す。

混浴じゃなかったのは悲しいけど、気持ちいいのでよしとする。

湯船に使ってうぅーんと背伸び。

1年生が遅れてお風呂へとやっていた。









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