桐皇との試合当日。
俺はと言うと・・・
『はぁぁぁ寝坊!?ふざけんじゃないわよ!!!』
「ごめんてカントク!ちゃんと試合始まる10分前ぐらいにはつくから!」
『・・・事故に合わない程度に早く来ること!あと来たら逆エビに明日からメニュー3倍だからね!』
ブチっと一方的に切られた電話。
そうとうカントクキレてるな・・・まあ俺が一番悪いんだけどさ。
昨日ちょっとだけって思って発売したゲームのニャンマスやってたら寝坊した。
面白かったんだ、可愛かったんだよ。女の子。
あー家帰って早くやりたい。
『マスター今日はどんな練習しましょう?』って可愛い子に言われたらデレデレになるよな。
普通にボイトレとかダンスレッスンでもいいけど性的なこともしたいな・・・げへへ。
っとそれよりも早く行こう。
ダッシュで試合会場へと向かって行った。
「っはぁ〜。つ、着いたぁ・・・」
予定時間よりも20分も早く着いた。
信号フル無視してみたり、近道したりして時間短縮した上での結果。
でも既に体力の20%ぐらい消費して息も上がっていた。
ちょっとだけ、ちょっとだけ休もう。
そう思ってそこらへんにあったベンチに座った。
「ん?キミは誠凛の・・・」
「あ?」
見上げるとそこには長髪の眼鏡をかけた変な人がいた。
Tシャツのロゴ、桐皇じゃねーか。
「まさかの対面やね。ワシは桐皇学園高校の今吉翔一、一応主将やってんねん」
「・・・誠凛2年結城歩。今日はよろしくお願いします」
相手校の主将、今吉さんと握手を交わす。
そしてんん?っと今吉さんは少し考え出した。
なんかこの人に俺なんかしたっけ?
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