トリップしてると何やら胸元がスースーするって・・・
「ほー。アンタ男のくせに乳首の色綺麗だな。形もいいし」
片手でニヤニヤ笑いながら俺の乳首をもんでいる青峰がいた。
スースーするって思ったらTシャツが胸元までめくられてたし。
「おっお前何触ってんだよ!触るなっ!つーか離せ!」
「ん?何って乳首だろ?アンタいいわぁ。その反応とかさ。調教しがいがありそうだ」
ペロリと上唇を舌で舐める青峰。
ぎゃー!おまわりさん!ここに変質者がいますよー!
白昼堂々と道の真ん中で男を押し倒して乳首を弄ってる変態がいますよ!
というかさつきちゃん壁叩いて悶えてる暇があるんだったら助けて!いやこれマジで!
ずっと青峰が乳首を弄ってるもんだから乳首がどんどんと赤く染まり腫れてくる。
体の奥底から眠るナニカが引きずり出されそうな感覚が襲い、怖くなって自由な足をバタつかせる。
が、俺より体格のいい青峰をピクりとも動かす事ができない。
ずっと指の腹で弄っていたのが急に爪で引っ掻くように弄る。
「っあ・・・」
「くくっ。もう乳首で感じるとか淫乱だなぁ」
「うっるせっ!さっさとどきやがれ!!」
耳を塞ぎたいぐらい女のような声が口から漏れる。
恥ずかしくて手で口を抑えたいが生憎手は青峰に捕まってて無理。
じゃあどうすればいい?
こんな時にとカントクに鍛え上げられたこの腹筋を使って起き上がり、青峰に頭突きをかます。
こんな所で生きるなんて思わなかった。ありがとうカントク!
痛みに怯み、手の力が弱まった事を確認して両手を解放、そして立ち上がる。
お帰り!俺の両手!
「ってぇ〜!!!なにすんだ石頭がっ!」
「うるさいわ!むしろそれはこっちのセリフだ。散々人の乳首弄りやがって」
「あ?よかったじゃねーかよ。自分の性感帯知れたんだぜ?まあ俺が開発したんだがな」
「何がよかったじゃねー!このゴ●ブリめ」
「ゴキっ・・・!」
黒光りしてるし叩いても死なねーしお前にぴったりじゃねーかよ。
お前今日からゴ●ブリな。
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