「・・・で、俺に言う事は?」

「スマセンデシタ」


あの後3ラウンドまでやったこの馬鹿犬。

俺の腰は悲鳴を上げてベッドから起き上がれずにいた。

黄瀬にベッドを降りて頭がつくように全裸で土下座をしろと命じた。

今、黄瀬はそれを守っている。

ホモデルが全裸で土下座とか笑える。これからのネタに写メとっとこ。

ローテーブルにおいてある携帯をとって写メを撮る。


「ちょ、歩さん何撮ってるんスか!?」

「ああ?黙っとけよ。黄瀬。本当だったら顔が腫れ上がるまで殴りたい所を写メで我慢してるんだからむしろ感謝しとけ」

「感謝もクソもないっスって!俺イメージで売ってるのに!」

「んなみっともない姿をネットとかに貼らねぇって。ただお前をコキ使うためだからよ」


そっちの方がツライっスー!とベッド下で喚く黄瀬を尻目に俺は目を瞑る。

正直もう体力が1も残ってなくて眠気も限界なんだよ。

ウトウトとし始めた時にベッドが沈む。


「寝ちゃうんスか?」

「ん・・・も眠い・・・」

「じゃあ俺も寝るっス」


隣で俺を抱きしめる形で黄瀬も寝る体制に入る。

なんでコイツと寝ないといけないんだ、とも思ったがそれよりも俺の頭は睡眠を欲しているようだ。

もう寝よう。寝て忘れよう。全部。腰の痛みも、声が枯れている事も。


「おやすみ、涼太・・・」




(ところで、淫乱体質ってどういう事っスか?)

(聞くな!お前は何も聞いていない!見てない!)

(えー。気になるっスよ〜。教えてくれなきゃまた体で聞くっス)

(来るなっぎゃああああ)


教えてください、貴方の事






あとがき

朔夜様リクのモテたい!の主で黄瀬くんに淫乱体質がバレてしまって黄瀬くんがちょっとドSな感じで攻めるお話(裏)です。

バレた展開が無茶苦茶であばばば。

ドMな犬も頑張ればすごいんです!ってのが伝わればそれでいいかなぁって思います。

ファンだなんてそんな私にもったいないお言葉ですよ・・・!

もうゴミくずとかでいいです。本当に。

苦情は朔夜様のみ受け付けます。

リクありがとうございました!









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