「ん、本当だね。ここ300年ぶりに美味しい血だ」
「でしょう?赤司くんこの際ですし契約したらどうでしょうか」
「ふぁ・・・け、契約?」
一度赤司は俺の首筋から口を離す。
首筋の傷は見るに耐えないほどグロテスクで血がまだドクドクと流れる。
肩で息をしながら2人の様子をジッと見る。
赤司はポケットの中から何かを取り出して自らの口へ入れる。
そして間を空けず俺にキスとキスをして口の中へと舌を使って流し込んでいった。
「んっ・・・ふっ・・・ふぁ」
「・・・」
突然のことで身構えることができずあっさりと何か異物を飲み込んでしまう。
「っ何飲ませやがった!」
「キモチヨクなる薬。まあ、血を吸ってこんな風になるんだったらいらないかな?」
こんな風に、と赤司は俺の勃起した息子をズボン越しにグリグリと触る。
ただ単に血を吸われただけなのにすでにパンパンで今か今かと射精の時を待ち構えている俺の息子。
それを知ってて知らずか赤司は触る手を強める。
「あか、しも・・・手やめっ!」
「そのまま出せばいい」
「あぁぁぁ!」
精液が飛び出る。
ズボンの中、もっと言うとパンツのなかが気持ち悪い。
赤司はイった事を確認するように息子を含めズボンをぐちゃぐちゃと弄る。
「ふふ。結構量でたんじゃないか?」
「赤司くんばっかりずるいです。僕にも触らせてください」
黒子は少し膨れたような表情で俺越しに赤司を見る。
しょうがないな、と赤司は自分の場所を黒子に譲った。
「水無月くん。脱ぎましょうか。気持ち悪いですもんね」
「ふっ・・・黒子、」
「どうしました?」
ズボンを脱がせようとする黒子の手を思わず止めさせる。
赤司に飲まされたクスリとやらが効いてきたのか布が皮膚に触れるだけでも甘い痺れが頭と腰に響く。
そんな事分かってる、と言わんばかりに黒子は俺の手を払って態と皮膚をこするようにズボンを脱がせる。
「ああっ」
「水無月くんのパンツぐちゃぐちゃですね。お漏らししてるみたいですよ」
灰色のボクサーパンツは黒く変色していて濡れている事が丸分かりだった。
それを見て気分を良くした黒子はブレザーを脱がせ、ネクタイで俺の手を結ぶ。
「さてと。いただくとしましょうか」
「ああ。頂こう」
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