「さて真白くん。次は僕ですよ」
ニコリと笑う黒子に俺はただうなづく事しかできなかった。
身長があまり変わらない黒子と目線も一緒で変に恥ずかしくポッキーを齧っている時も他の2人よりも足が震える。
黒子に抱きついていなかったら崩れて座り込んでしまうぐらいに。
「んぅ・・・」
長い長いキス。
2人に犯され尽くした口内をやわやわと刺激していく。
物足りなく感じて俺の方から舌を絡ましていく。
黒子はそれを狙っていたかのように俺の舌を絡めとった。
その後青峰、紫原と続きポッキーゲームがただのキス大会になっていた。
荒々しい噛み付くようなキス、まるで食べられてしまうような錯覚に陥るほど貪るキス。
俺は頭が酸欠でぼーっとし始め先ほどの熱が体全体を覆う。
腰からガクガクで立っていられず部室の床に座り込む。
思考も全然回っていない。
「真白、ほら舐めなよ」
「むぅ」
赤司がフランを俺の口に無理やりねじ込む。
時々フランを上下に動かしたり口内に押し付けてみたりフランを使って俺で遊ぶ。
「ふふふ。まるでフェラしてるみたいだね、真白」
くしゃりと空いている片方の手で赤司は俺の髪を掴む。
「赤司っちそれは言わない約束っスよ!」
「これが普通のチョコじゃなくてホワイトチョコだったら最高なのにな」
「あはっ青ちんそれサイコー」
チョコレート部分を舐め取るとフランを俺の口から抜き取り俺の唾液でベタベタになったビスケット部分を赤司は美味しそうに食べる。
「さて、真白。これで1順目が終わったよ。まだまだポッキーはあるんだ。もっと楽しもうじゃないか」
「2順目の最初は俺なー」
「あっずるいっス青峰っち!」
「じゃあ2番目は僕で」
「ひゅー黒ちんやるぅ」
熱に浮かされてトロンとした目でアイツらを見上げる。
アイツらはポッキーを両手に持ち欲にまみれた目で笑いながら俺を見ていた。
(2順目は下の口に、なんてね)
ポッキーゲーム?いいえキスゲームです。
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