さっきの太ももに舌が触れる感触がまだ消えない。
むしろそれがくっきり切り取られたように残っている。
カントクが桃井と喋っているのを聞き流しつつ、何度も何度もそこを赤くなるまでゴシゴシ擦った。
「どうしたの?そんな所ずっと擦ってて傷つくよ?」
カントクは俺の行動に気づいたのか、俺の手をやさしく包み止めさせる。
その姿に桃井はケラケラと笑いカントクに言った。
「結城さんさっきのリオさんにされたの思い出してるんでしょ?可愛いなぁ〜」
「えっそうなのか?」
「ちっ違う!別にそんなんじゃなくて・・・」
ただ舐められた所が熱くてしょうがないんだと素直に小さな声で呟くとカントクと桃井は顔を見合わせ、ニヤリと笑う。
そして肩をポンポンと叩いてそうかそうかと変に納得された。
「俺らのせいだもんな。責任とってやるよ」
「ここだと目立つし、あそこなんてどうですか?丁度木がいっぱいあって隠れれますし」
「よしそこにするか。結城くん立って」
2人に引っ張られるように連れてこられたのは公園の奥にある雑木林のような場所。
大木が軒を連ねていて、子供の隠れんぼにはもってこいの場所だった。
そこの一番大きな木に背中を押し付けられる。
「いってぇ・・・なにすんだよ2人も」
「何ってナニじゃないか。結城くんが責任とってって言うから今から責任をとるだけだよ」
カチャカチャとズボンのベルトを外すカントクを見て俺は焦る。
カントクの手をやめさせようとすると、横から桃井が俺の手を自分の着ていた服についているネクタイで縛り上にあげる。
「ダメです。せっかくリオさんが責任とってくれるって言うんですから。あ、僕ももちろんヤりますよ」
「別に頼んでなんかっひっ!」
「あれあれ。おかしいな。結城くん勃ってるよ?こんな公園の中の林で恥ずかしい」
「っく・・・言うなっ!離せよカントク!」
バタバタと抵抗しているとカントクが怯んだので、その瞬間を見て逃げ出そうとした。
が、それは桃井が許さなかった。
「っと危なかったですね。リオさん。結城さん知ってますか?流石に男の人1対1では全力で抵抗されたら抑えきれるとは言い切れないんです。だから強姦は難しい。でも2対1だったら・・・?」
ある程度体格差があっても全然抑え切れるんですよ。
そう桃井は言ってカントクと2人がかりで抑え付ける。
ギリギリと縛られ上にあげられた腕が痛む。
少し視線を下げると狩りを始める獣のような目をしている2人に俺は冷や汗を垂らした。
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