「何してん。自分ら」

「しゅ、主将・・・」

「今吉さん!助けて!!」


監督から呼び出されたであろう今吉さんが練習着のままやってきた。

急いできたのであろう汗で髪の毛がへばりついている。


「桜井を止めてくださ・・・ひっ」

「スミマセン。主将、ちょっとだけでいいんで見逃してください。スミマセン!」


見逃してくださいってふざけてんのか、桜井!

桜井は今吉に視線を向けながらも器用に俺の乳首を弄る。

コイツDTくせえのになんでそんなにテクあんだよ!嘘だろ!


「見逃してって言われてもなぁ〜。こんな楽しそうな現場見て、はいそうですかなんて言えへんし」


ニヤニヤ笑う今吉さん。

嫌な予感しかしない。


「ワシも混ぜてーな。桜井」

「えっ?い、言いですけど・・・」

「よくない!全然よくねーし!桜井ぃぃぃぃ!」


よっしゃと桜井の了承を得た今吉さんは自分のロッカーへ行きゴソゴソと何かを探し出す。

何を探してんだと桜井と2人でじっと今吉さんの様子を見続ける。

あったあった!と意気揚々に声をあげてお目当てのものを手に持ってこっちに来る。

その手に持っているのはローションやら大人の玩具やら・・・。

お前何しに部活来てんだとツッコミたい。


「ほーら。桜井。男同士は濡れへんからこういうの使わなあかんよ?」

「へっあ、ありがとうございます主将」

「いやいや使わなあかんよじゃねーし。部活行けよ!」


そして俺を解放しろ!

今すぐに!解き放ってくれ、俺を。


「せやかてあの桜井が自分から我が儘言うのが珍しーってのもあんねんけど」


久々に結城と逢えたんやしヤりたいやん?

今吉さんがにっこりと微笑んだ。









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