久々に入ったカラオケ。

俺たちは最新機種にテンションがあがった。

アニメ映像もこれでもか!と入ってるし、嬉しい。

あ、ちなみにイケメン3人衆はめっちゃ歌うめーよ。

滅べ。

歌い終わった後、テーブルにマイクを置いて次の曲を探そうと電子機器を持とうとした。

が、その手は高尾によって包まれそのまま股間の方へ持っていかれる。


「歩ちゃん先輩の声エロくてさぁ〜。俺こうなっちゃったんだけど」

「うわあああ触りたくない!離せぇぇぇぇ!!」

「おや高尾くんもか。実は俺もなんだよ」


ほら、と股間を指差す氷室。

そこには立派なテントを張ってらっしゃった。

えっ怖。尋常じゃないぐらい張ってるんだけど。

手は高尾がまだ握りしめていて抜け出せない。

これは最終兵器伊月様に頼るしかない!と食べ物メニューを見てた伊月を呼ぶ。


「・・・すまない、結城」

「えっ・・・」


すっと腰の位置が見える所まで移動した伊月の股間もテントが張ってた。

逃げろ!これはまずい事になった!

高尾!離せ、今なら間に合うから。


「ダメに決まってんじゃんー。歩ちゃん先輩」

「ひっ!?」


高尾は手を引っ張って広いテーブルの上に押し倒す。

背中が痛い。

それを合図に伊月と氷室も立ち上がる。


「全く歩は誘っているのかと思ったよ」

「大人になるところ是非見せてよ、結城」

「ちがっ!あれは歌詞だから別に・・・あァ!」


高尾は足の付け根をつつつっと指でなぞる。

声を聞いて笑みを深くし、フーっと耳に息を吹きかける。


「新しい事とかケイケンしてみます?」


高尾のその言葉を皮切りに、何本もの手が俺に襲いかかった。









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