伊月と暇だからカラオケ行こうぜーって話になった。


「あれれー。歩ちゃん先輩に伊月さんじゃないっすか」

「ひぃぃ!」

「・・・高尾か。今日はお前1人?」


カラオケに行く途中のコンビニで高尾に遭遇。

俺を見た瞬間目をキラキラするな!

そんでもって手を気色悪い触り方で触んなよ、ホント・・・ホント。

高尾は珍しく1人。コンビニでジャ●ソを立ち読みしに来たとの事。


「ねー伊月さん。俺もカラオケ行って(先輩を可愛がって)いい?」

「仕方がないな。いいぞ」

「やったー!歩ちゃん先輩の美声〜!」

「おい!今の括弧はなんだ!括弧は!」


右側に高尾、左側に伊月に挟まれて歩く。

こいつら顔面偏差値が高すぎて嫌い。

町歩くと2人の顔を見て顔を赤らめる女の人が多い。

ハーイお姉さーん。今素敵だと思ってる高尾はさりげに男の尻とか手とか触ってきますよー。

しかもちゃんと鷹の目で見て視界に入らない所でやってるのが確信犯。


「おや?歩じゃないか」

「ひぎゃああああ!?」

「陽泉の・・・氷室?」

「ああ。真ちゃんの所の紫色の先輩!」


女の人が2人ばっか見てる事に怒り始めていると、もっとイケメンが現れた。

何コーヒーとか飲んでんの。イケメン度増すじゃん。コーヒー顔面からぶっかかれ。


「3人でお出かけ?」

「カラオケに行くんすよー」

「カラオケ・・・?ああ。日本が生み出した娯楽だね。俺もついて行っていいかい?気になっていたんだ」

「俺らは構わないが、歩は?」

「うっどうでもしてくれ・・・」


それよりも後ろでキャーキャー騒いでるお姉さまの声が辛い。









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