「うわっ・・・」


学校から徒歩3分の所にある我が家。

いつもは遅刻ギリギリまで寝れてラッキーって思える距離、しかし今日ほどこの距離を恨んだことはない。

いつの間に拝借していたのか鍵を取り出して、家の扉を開ける。

2階の一番奥の俺の部屋にズカズカと進み、ベッドに俺を下ろす。

下ろすや否や、俺の服をポンポン脱がし靴下のみの姿にされた。

2人は上唇を舌で舐めて、自分の上着だけを脱いでベッドへ上がる。


「っどうしてくれんだよ!部活行けないじゃん!」

「大丈夫っスよ〜。黒子っちたちがなんとかしてくれるっスって」

「そーそー。燐ちゃんは気にせず俺らの手で気持ちよくなってればいーの」


そう言えば耳、感じるんでしたっけ?そう黄瀬はいつもより低い声で耳元で囁き、はむっと耳を噛む。


「ふぃっ!?」

「本当なんスね。乳首ばっか弄ってて知らなかったっス」

「だろー。あとねー意外と指も弱いの」


高尾は俺のタコができている右手を自分の口元まで持ってきて、指の1本1本に唾液をまぶす。

チュッチュと音を鳴らしながら舐めていく。

根元から指先へ、指先から根元へ。

蠢く舌の動きと生暖かい体温も拍車がかり俺の腰にその刺激はダイレクトに当たる。


「っはぁ・・・ん」

「ひもひいいでひょ(気持ちいいでしょ)?」

「ん、んん・・・も、高尾やめっ」


黄瀬は俺と高尾の行為を見せつけられて俺もと身を乗り出す。


「高尾、知ってるっスか?水無月っちってお臍弱いんスよ」

「ん?臍?」

「きっ黄瀬・・・!ひゃあっ」


何も変哲もない臍の周りを黄瀬は真っ赤な舌で舐める。

ゾワゾワと背中から鳥肌が立つ。

腰に力が戻ってきた時にされた故にまたすっかり腰が抜けた。

高尾はいいものを見つけたと言わんばかりの笑みを浮かべて首筋を噛む。


「燐ちゃんって本当に弱い所ばっかりだねー。全身性感帯みたい」

「っ違う!お前らが触るからそんな風に・・・っ!」


変な事を口走ったと手で口を覆うものの時すでに遅し。

黄瀬と高尾はあくどい顔をして、俺の両頬にキスをする。


「そうだねー。俺らが悪かったよ、燐ちゃん」

「責任もって水無月っちをお嫁さんに貰うんで安心してくださいっスよ」

「そんなつもりで言ったわけじゃ・・・ひぃあああ!」









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