「あれあれー?誠凛の日向さんと伊月さんじゃないっすかー!ここが分かっちゃったって事は聞き耳立ててたんですかね?やだー意外と好きもんなんすね」


高尾はケタケタからかうように笑いながらスカートの中に突っ込んだ手をゆっくりと動かす。

その動きに合わせて歩はピクリピクリと肩を震わせた。


「ったくだからもうちょっと場所考えろって言ったんだよ高尾。殴るぞ」


宮地は空いた片方の手で高尾を殴りながらもう片方の手は歩の体を抑えている。

流石に男2人に抵抗するのは難しいのか、小さな抵抗はただ歩の体力を奪うだけだった。

男に襲われている所をチームメイトに見られているという羞恥と高尾の的確な手の動きによる刺激で歩の顔は真っ赤に染まる。

穴があれば入りたい。そんな気持ちが全身から読み取れた。

日向と伊月はドアを開けっ放しにしたままその状態を見続ける。

歩の見た事のない表情を食い入るように穴が開くほど見ていた。

その視線に宮地は気づき口元を歪める。


「なあ、2人も。ドア閉めてくんね?流石に結城が可哀想だからさ」


来るならこい、嫌なら帰れ。

宮地の言葉の裏に秘めたメッセージを2人は読み取ったのか互いに顔を見合わせ頷き、後手でドアを閉めた。

その様子に高尾と宮地は笑う。

歩は瞳にうっすらと絶望が映った。


「来いよ。お前らも俺の可愛い後輩だからな。教えてやる」


宮地の言葉に日向と伊月はフラフラと歩の傍に近寄る。

歩は嫌だ嫌だと首を大きく振った。


「いーじゃん、歩ちゃん先輩。テっちゃんや火神に見せてる姿、主将さんたちに見せてあげなきゃ」

「た、かお!おまっひゃっ!」


宮地はセーラー服を胸までたくし上げ、若干砂浜で焼けた肌を晒す。

その肌でひときわ目立つ赤い飾りを両手で掴み引っ張りこねくり回す。


「お前らたまに姿見えねー時があったがそんな事してたのかよ、ダァホ」

「道理でその後辛そうにして来るわけだ」

「え、なにお前ら部活中もヤってんのかよ」

「ちがっ!そんな事してなっん、あぁ!」


日向の角ばった硬い指が歩の腹部を撫でる。

その甘い声に日向は一瞬驚いたものの動かす手はやめない。

伊月はそんな日向と歩の姿を見て、体を少し後ろにずらし、高尾と一緒にスカートの中に手を入れる。

太ももの内側や付け根が細長い指によって触れられ、歩はビクビクと肩を震わせる。

スカートは既に盛り上がり、その様子に伊月は満足したように太ももをペロリと舐めた。









「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -