つまり彼シャツをしろと。
もちろん拒否権のない俺は今着てるブレザー風の衣装を脱いでパンイチになる。
そして、俺には少し大きな上着を羽織った。
ふわりと薫る宮地さんの匂い。
宮地さんに包まれてるみたいだと思ったら全身が熱くなる。
「おーい。結城ー。ふざけてるようだったら殴るぞ」
「っわかってます!」
パンツのゴムに手をかけた瞬間俺は絶望した。
可愛い息子ちゃんの頭がひょっこり持ち上がっている事に。
嘘だろ・・・?俺のビックマグナムが反応してるなんて嘘だっ!
「っ・・・」
こんな恥ずかしい所見られたくない。
だけどこれ以上着替え、というかパンツを脱ぐ事に時間をとってたら確実に轢き殺される。
頭の中で恐怖と羞恥が渦を巻いていると頭上から声が降ってきた。
「んだよ。恥ずかしがってんじゃねーぞって・・・お前」
「うぁ、み、宮地さ・・・・これはそのっ」
パンツからひょっこり顔を出した俺の息子ちゃんを宮地さんに見られた。
全身真っ赤に染まる。
宮地さんは口に手を当てて何かを考え始め、おお。と何かを思い出したかのようにいそいそと服を脱ぎだした。
そして制服のズボンとワイシャツに身を包み、俺のいるベッドへと歩み寄ってくる。
「お前、何人の制服で欲情してんだよ?」
「よっ欲情なんかしてない!」
宮地さんの雰囲気が変わる。
さっきまでのおちゃらけたムードは何処へやら試合の時のような真剣な表情に代わり俺は動揺した。
どうだか、と宮地さんは鼻で笑い俺の肩を押す。
ベッドに倒れた形になった俺の体を跨ぎ、顎を掴んでキスをする。
「んぅっ・・・ふっ・・・・」
「っは。キスだけでエロっちぃ顔」
「宮地さ、何言って、」
「今ぐらい先輩って言ってくれよ、歩」
耳元で囁かれる声。
ズクンと腰に直撃する甘い甘い声。
今のでわかった。先輩後輩のイメプレする気だ。
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