ヒョイっと体は易々と抱き上げられ、どこかのトイレへと向かう。
便座の蓋を閉めそこに俺を座らせた。
「言っとっけどココ結構人使うから声荒げてみろ?一発でわかるぞ?」
「っそんなお前だってリスクは一緒じゃねーか!」
「はっ。一緒じゃねーよ。お前らと違ってそこまでバスケに身を投じてないからな。別に出場停止になったっていい。お前はどうだ?あの赤いデカブツたちになんて言われるかなぁ」
「!?」
IHの屈辱を桐皇に返して、木吉先輩も戻ってきて、チームも一丸となった。
そんな中に俺がこんな事で見つかって今までの苦労が水の泡になったら?
ふつふつと色んな事が頭に思い浮かぶ。
火神や黒子に嫌われたら、カントクたちに迷惑かけたら・・・
顔がどんどん真っ青になっていく俺の姿を見て灰崎は笑う。
「お前がどうすべきか分かっただろ?さあ、お前のその口で言えよ?」
ささくれ立った太い指が俺の唇に触れる。
俺はその指に噛み付いて、言った。
「抱けよ。手短にな」
「はっ上等だ」
「んぐっ・・・んっんっ」
「声聞かせろよ、なぁ」
灰崎は俺を覆うように被さり右耳を噛む。
手は俺のモノをシゴきつつ、中をほぐしていた。
圧迫感と罪悪感と嫌悪と何かと何かが目まぐるしくごちゃ混ぜになって吐き気を覚える。
あの錠剤が効き始めて自分の理性を保つことに必死だった。
「強情」
「うっせぇ。早くヤる事ヤれよ」
「こういうのってな。抵抗されれば抵抗されるほど燃えるの分かってやってんのか?水無月」
「知らね・・・やっひぎっ・・・ああああああ!!」
あまり慣れてないソコに灰崎は無理やりねじ込む。
ピリっと中が切れた音がわかった。
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