「なんで俺ばっかなんだ!!」
「おや、また燐か。運がないね。ほら、僕に見えるようにM字開脚だよ」
始まって早1時間が経過。
今まで6,7回ぐらいやってきたが全部俺が被ってる。
まるで狙っているかのように。
そして一番厄介な赤司の命令がM字開脚とか笑えない。
全力で拒否していると膝に座っていた青峰の体がすっとどいて俺は尻餅をつく。
「うわっ!?」
「ほら水無月。王様の命令だから遂行しなきゃなぁ・・・」
「じゃあ青峰やれよ」
「すまんな。命令されたのは俺じゃなくて水無月だから。ほーらリンリンちゃんみたいにM字開脚だぞー」
「裏切りものぉぉぉ!!」
こういう時になぜか息ピッタリな光影コンビが俺の体を押さえつけ、目の前の赤司に見えるように足を開かせる。
俺はせめてもの抵抗にと手で股間を隠した。
「燐。その手はいらないからどけてもらおうか?」
「嫌だ。なけなしの俺のプライドが許さない」
「全くしょうがないなぁ・・・敦」
「あいよ、赤ちん」
紫原はなけなしの抵抗を易易と崩していく。
ブルマと同じあずき色のリボンを俺の両手をひとつにまとめて縛った。
「えっ!?赤司!?」
「さてと。いい感じに燐が誘っているわけだから僕たちはそれに答えなきゃ」
「誘ってにゃ、誘ってなんかないからリボン外して!黒子っ頼むからっ」
「それはできません。だってこんなにエロい水無月くん目の前にして食べれないとか男じゃありませんし」
「俺も男!お前たちも男!OK?」
「水無月。赤司の命令は?」
「ゼッターイ!」
この時ばかりは赤司に半分調教されていた自分を悔やんだ。
→