青峰の膝にちょこんと座る。
180の大男が190の大男の膝に座るとかねーわ。
命令を遂行した事を確認した黄瀬はまたくじを回収し、シャッフルしてまた俺たちの前に持っていく。
「じゃ次行くっス!王様だーれだっ!」
青峰に見えないようにこっそり確認。また王様じゃなかった。
次は2番。
次に王様になったのは紫原だった。
「どうしよっかなー。そんじゃーね。2番の子が右隣のヤツとジュースの口移し!」
「っざけんなよ!紫原ぁ〜!!」
「あ、水無月ちんだったんだ」
「うぐっ・・・」
思いっきり墓穴を掘ってしまった。
そして問題の右隣。それは素晴らしい笑みを浮かべていた黒子。
「さ、水無月くんこっち来てくださいよ。じゃないとできないじゃないですか」
「やだやだっ!何が楽しくて男同士で口移ししなきゃいけないんだ!」
「王様の命令っスよ?従わなきゃ。ほーら!」
左隣にいる黄瀬が俺の背中を押す。
黒子は手に持っていたバニラシェイクを口に含んでそのまま俺に口づけをした。
「んっ・・・ふっ・・・んんん」
「ふふ」
熱い黒子の舌と正反対の冷たいシェイクが口の中で混ざる。
シェイクと唾液が混ざり合って飲み込めない分が口角からつぅぅっと伝った。
「はぁはぁ・・・黒子っおま、キスうますぎだろっ」
「お褒めにあずかり光栄です。水無月くんの唇御馳走様でした」
黒子はチュっとリップ音を立てて軽くキスをして離れた。
「バニラシェイクとか黒子狙っていただろう」
「うわぁ〜。超エロかったっス」
酸欠でぐったりとした背中を青峰に預け白熱する王様ゲームの続きが始まった。
なんで!
「6番がー5番にー指フェラっス!」
なんで!
「3番が俺のラッキーアイテムのブルマを履くのだよ」
なんで!?
「じゃあ1番は王様に見えるようにM字開脚して?」
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