「歩ちゃん先輩めりーせっくすます!」
「なのだよ」
「つーわけでヤろうぜ、歩」
輝クラクラ街中ホワイトライト 今夜限りは全てに All right
なんて歌い出しの歌があったなぁなんて走馬灯のように思った午後9時すぎ。
母さんは夜勤で、親父は接待で遅い夜。
クリスマス?え?なにそれ美味しいの?状態な俺は部活が終わって風呂に入り、部屋に戻ってきた。
部屋に戻ってトナカイの耳を着けた長身の男どもが3人いました。
さてその時の気持ちは!
「帰れぇぇぇぇぇ!不法侵入で訴えるぞゴラ!!」
「えー。不法侵入だなんて物騒だよ、歩ちゃん先輩!俺らの仲じゃん!」
「俺とお前は友達じゃねーんだよ!俺の後輩とお前が友達なんだろ?」
「大体一緒だってー!ねー真ちゃん」
「ああそうだな」
緑間は真顔で眼鏡のブリッジを上げ、右手には今日のラッキーアイテム(モザイク)を手に持っていた。
高尾のハイテンションに圧倒されていたがそういえばコイツもいた。
つーか緑間の手に持ってるのぜってーラッキーアイテムじゃねーだろ!
なんだ?おは朝にはおは朝アダルトでもあんのか?
F●2みたいに!
じゃなかったら公共の電波を使った番組の占いでSMちっくな蝋燭なんてでてこねーよ!!
「あっちなみに真ちゃんのラッキーアイテムはただの蝋燭だよ!今日は歩ちゃん先輩とヤるからSM用の低温度蝋燭にしてみましたー」
「それをありがた迷惑って言うんだよばか野郎!緑間、その蝋燭床に置けよ?じゃないと俺お前の股間踏むからな」
「股間を踏まれるなら歩さんのお尻で俺の顔を踏んでほしいのだよ」
「っだぁぁぁなんでお前の喜ぶ事をせなあかんのだ!やるかバカ!」
なんでよりにもよって誰もいない今日なんだ。
運悪すぎワロタレベルじゃない。
「でもよぉ。歩も本当はヤりたいんじゃね?じゃなかったらそんな格好で来ないだろ、部屋」
「えっ!?」
宮地さんに言われて俺は今一度自分の格好を見る。
俺の格好は、風呂上がりで暑かったから上半身裸にパン一。
それでいて首にタオルかけて、風呂上がりの牛乳を手に持っている。
つまり・・・
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