抵抗むなしく連れていかれた先は桐皇の寮の今吉さんの部屋。

片付いてるっちゃかたづいている。

が、部屋の隅に異様なオーラを放つ箱があったのを俺は見逃さなかった。


「ん?ああ。これか?結城のためにそろえてん」


モザイクしかないようなR18な玩具がゾロゾロ。

これは身の危険しか感じられない。むしろ尻の穴の。

やっぱり逃げようと、今吉さんが後ろを向いた瞬間走り出す。

しかしそれをわかっていたかのようにムカつくほど足の長い今吉さんの足に引っ掛かり顔面から転ぶ。


「ふぎゃっ!」

「逃げたらあかん言うたやん。これはお仕置きせなあかんよなぁ・・・」

「ひっ」


今吉さんはそのまま俺の足に馬乗りし、つつつっと背中を長く細い指でなぞる。

尻の割れ目までなぞりガシっと尻を鷲掴みする。


「何がエエかなぁ?」


少しだけ怒りも混ざったような笑い声が後ろから聞こえた。




「んっんっんっ・・・あぁぁ!」

「なんやーもうイってもたん?」


俺が今吉さんに背を向けて上に乗る・・・つまり背面騎乗位の状態。

今吉さんは楽しそうに下から腰を突き上げる。

自分の体重でいつもよりも奥へと押し付けられ、ピンポイントで前立腺に当てられれば誰だってイく。

あの怪しい箱の中から電マを取り出し、片手で色んなところに電マを当てる。

首筋、鎖骨、乳首、臍、脇、太ももの内側、もちろん俺の息子ちゃんも。


「いまよ、さぁ、あ、あぁー!」

「ほんま自分感じやすいなぁ。見てるだけでも楽しいわ」


クックッと今吉さんは喉で笑いながら鎖骨に電マを当てる。

一度イった体ではそれも大きな刺激となって、肩をピクピクと震わせる。

俺が肩を震わすと同時に今吉さんは突き上げて俺の腰はガクガク。

今吉さんは俺の首筋に赤い痕を残す。

明日部活だってのにどうやって隠せばいいんだよ・・・!

きっとこの人だから慌てる姿すらも面白く感じるんだろう。

このドS妖怪が!!


「んーなに考え事しとるん、結城?」

「んぁっ・・・な、なんでもな・・・ふぅぅ」

「俺がおるのに考え事やなんて結構な余裕やなぁ。もう電マ慣れてもたか?」

「なれっるかぁ!さっさとどけろ、ひっ!」

「なんや腑におちひんなぁ。あ、せや」

「え?えっちょひゃあああああああ!」









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