見せてよ、ねえ/赤司



パラリパラリと本のページがめくられている音とカチカチっとマウスのクリックの音だけが部屋に響く。

俺はお気に入りのボ●ロの曲をヘッドフォンで聞きながらむふふなサイトを閲覧していた。

赤司は俺の部屋にある雑誌と適当にパラパラと読み続ける。


「ねぇ歩」

「んだよ征十郎。俺忙しいんだけど」

「僕歩のオナニーみたいな」

「訴えるぞこの野郎」


なんだそのお茶飲みたいな、みたいな感覚は。

昔からコイツは唐突な発言をしてきて、実行してきていたが等々頭に蛆でも沸いたか。

俺は征十郎を相手にするのをやめてまたpcの画面に視線を戻る。

ぐふっパンツコキとか美味しい。

脱ぎたてホカホカパンツとか食べたいです。ください。


「別にいいじゃないか。減るものでもない」

「へる。絶対になにかが減る」

「ああ精液の量は減るけどね。いいじゃないか。最近ヌいてないでしょ?」

「そんな事誰も聞いてない!つうかなんで知ってんだ!?」

「あ、あっぱヌいてないんだ。この様子だと大分長い事ヌいてないんじゃないの?」

「うっ・・・」


そう。本当に俺は最近自家発電をしていない。

部活にテストに忙しかったのもあるけど事あるごとにあの変態どもは俺を襲った。

悲しい事におかげで右手が友達ではなくなった。

しかし、変に開発されてしまった俺の体は自分の右手だけでヌく事ができなくなった。

あの糞悪魔野郎にも笑われる始末。

正直男にヤられないとイけない自分の体に嫌悪する。

二次元や三次元のかわゆい女の子たちを見ても勃起はするがその後イけない。

かなしやかなしお尻の奥がうずいちゃう。


「だからさ、見せてよ?ねぇ」

「っ断る!いっぺん逮捕されてこい!」


床に座る征十郎に腰を捕まれて大暴れする。

かわいくいってもダメなんだからな、マジで!

ジタバタジタバタ足を最大限にフル活用して暴れていると悲劇。


「痛いなぁ・・・」

「あ、セイジュウロウさん?」









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