「白さんそれは誘っているのか?ピチピチのズボンのせいでプリプリなお尻が丸わかりなのだよ」

「いやああああ緑間キモいぃぃぃ!つーか鼻血鼻血!」

「むっ。俺とした事が白さんのお尻の毒牙にかかるとは」

「むしろお前の方が毒じゃ!さっさと出てけぇ!」


トランプ兵の格好の緑間を蹴って部屋から出ていかせる。

終始桃井ちゃんは笑っていた。ビデオカメラを持って。

それ撮影してナニすんの!?ねぇ!


「テツヤ、白。そろそろ交代だ」

「分かりました」


征十郎は女王様の格好をして部室へやって来る。

本当にお似合いだよ。その格好。


「征十郎ぉぉぉ!てめぇ桃井ちゃんになにか言っただろ!」

「・・・何も。たださつきに生足見たいよなって話をしただけだ」

「差し金は貴様じゃねーか!俺絶対でないからなっ。黒子1人で接客しろっ」


ふんっと椅子に座り皆に背中を向ける。

こんな格好大勢の人に見せるとか正気の沙汰じゃない。

文化祭というビックイベントよりもプライドの方が大事だ。

征十郎は大きく俺に聞こえるようにため息を1つつく。


「しょうがない。それじゃあ白にはここで接客をしてもらおうか」

「っはぁ?」

「店番に疲れた僕たちの体を白の体を使って癒してもらおう。ちなみに僕も疲れた。さあ下の口で慰めてくれるかな?」

「さーて黒子いくぞ!」

「は、はいっ」

「っち」


勢いよく立ち上がって、黒子の手を掴み店がある体育館へと向かう。

んな娼婦みたいな事誰がするかっ!


それから2時間俺は地獄をみた。

王道であれば女装をしている黒子がセクハラを受けるはずが、持ち前の影の薄さを利用してあまり客と関わらない。

という事はアリスの次に目立つのは俺だ。

食べ物を持っていって机に置くときに太ももの絶対領域を触られる。

後ろを向けば尻を触られ、揉まれる。

綺麗なお姉さんにだけされてるならまだしも高校生や部活の先輩OBなんかにもされた。

2時間でグロッキーした俺は部室のベンチで横たわった。










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