Mating season/キセキ


9月。

夏休みが終わって体が怠けている時期。

まあ、ずっと部活をしていた部活生にはあまり関係ない話ではあるけど。

我が帝光中学では文化祭の話で盛り上がっていた。


「今年のバスケ部の出し物は喫茶店にする」

「はいはーい!赤司っちどんな喫茶店にするんスか?」


部の全体ミーティングで主将である征十郎の発した言葉に全員がざわめく。

そりゃそうだ。

100人以上いるこの部員をどう分配するのかとか色々とハテナな事がある。

俺はこのざわめきを利用して文化祭の準備および出し物を抜けれないかなと模索。

だって他校の可愛い女の子とかも来るんだぜ?

しかもこの部は皮肉な事にイケメンも多い。口を開かなければな。

という事は可愛い女の子ゲットできるチャンスじゃないか。ハハハ



「ってなんでこうなるんだ!」

「先輩可愛らしいですよ」

「女装してるお前に言われたくないぜ、黒子。似合ってる」

「むっ・・・先輩のお尻の穴に僕のモノをイグナイトしていいですか?」

「ひぃぃぃぃそれは勘弁!すいませんでした黒子様ぁぁぁぁ」


俺の今の格好?ハハッコスプレ。

何の?不思議の国のアリスのシロウサギ。


「ほら!やっぱり私の言う通り!先輩足綺麗だからショーパンニーソ似合うわぁ〜」

「やっぱお前の差し金か!桃井ちゃん!」

「うふふふ。だってイベントものって萌えませんか?」

「見てる立場だったらな!俺も見たいから脱ぐ!」

「えっ白先輩裸エプロンでご奉仕ですか?やだっお客さん×歩先輩だなんて萌える!」

「だれかぁぁぁこの腐女子とめてぇぇぇぇ」

「桃井今日も楽しそうなのだよ」


俺の今の格好は白いシャツに赤いネクタイ。

水色のショーパンと同じ色のサスペンダー。そして、白いニーソだ。

もちろんたれ耳仕様のウサギの耳とご丁寧に尻尾なんかもついている。

170超えの男子がするような格好じゃない。

黒子はともかく。

しかもこのショーパン若干小さくて股間がちょっと食い込んでて痛い。

ショーパンとお尻の間に指をいれて位置を戻す。

そんな行為をしているとお尻の方に生暖かい吐息がかかる。









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