ご飯を食べ終わって、食器を片付けて、朝の忙しい時間が終わった。

今日は幸いにもレポートも何もない。

久々とも言えるまったりと休日を過ごせそうだ。


「いい天気ですね」

「洗濯日和だし、今日は皆のシーツも洗うか」

「そうだな。俺たちも手伝おう」

「いや、踏み潰しそうだし気持ちだけ受け取っておく」


シーツに紛れでぎゅっとなんて想像しただけでもおぞましい。

寝室に戻って自分のベッドのシーツと、皆のシーツを持って洗濯機へブチ込む。

後は洗濯機に任せて、コーヒーを入れてソファーに座る。

ソファーには先客が既に座っていた。


「んー?あれ燐ちん」

「あんだけ朝ごはん食べたのにまだお菓子食べるのか?」

「もちろん〜。これは別腹だよ〜。食べる?」


そっと差し出されたポッキーを指で掴みありがたく受け取る。

口に入れるとチョコレートの甘さとビスケット生地の香ばしさが口の中で広がる。


「おいしい?」

「うん。美味しいよ。ありがとう、紫原」

「ふふっ。燐ちんにならたまにお菓子あげてもいいよ。でもたまにだかんね」


口いっぱいに頬張る姿は熊というかハムスターみたいだと思いながら紫原がお菓子を食べる様子を見ていた。

そんな事をしていると洗濯機から洗濯終了を知らせる合図がなる。

洗濯機から水分を吸ったシーツを出して、ベランダへと干す。

窓一面が真っ白に覆われた。


「んー終わった終わった」


リビングのフローリングに座ってヒラヒラ動くシーツをじっと眺めていると眠気が襲う。

寝ちゃいけない、と思いながらもウトウトときてついにはフローリングの上で眠った。




「ん?燐?」

「青峰くんどうしたんですか・・・って燐さん」


黒子と青峰はベランダの傍で丸まって眠っている燐を見つけた。

黄瀬たちもすぐにかけつけ、気持ちよさそうに眠っている燐の寝顔をじっと見る。


「可愛い寝顔っスね」

「いつも俺たちのために頑張っていたからな。寝かせておくのだよ」

「でもここで寝るのは風邪ひくんじゃない?」

「しょうがない。皆で布団を持ってこよう」


6人で力を合わせて寝室から布団を持ってくる。

もう少し体が大きければと悔やみつつ、起こさないようにゆっくり体にかけていく。

全身を布団で覆った頃には6人全員息が上がって、ポテンと燐の傍に倒れる。


「も・・・ギブです」

「だらしがない、ぞ・・・テツヤ」

「そういう赤司も息上がってんぞ」

「青ちんにどーかんー」


もうこのまま一緒に昼寝をしようか、と6人の脳裏によぎり布団の中にもぞもぞと入る。

最後に燐の寝顔を見て目蓋を閉じた。




(ん・・・いつの間に・・・って布団)

(むにゃむにゃもう食べれないっス・・・)

(すぅすぅ)

(皆ありがと)



明日もこれからもあどけない寝顔を





あとがき

優輝様のアニパルパロをお借りしました。

可愛らしいキセキと主人公の絡みが大好きです・・・!

しかし私ではその0.001%も引き出せませんでした。

申し訳ないです。

こんなものですが優輝様に捧げます!

これからもサイト運営頑張ってください。










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