love song様のアニマルパロです。



今日は大学の授業がなく、休みの日。

普段だったら寝て過ごしたりゲームしたりして1日潰すけど今は違う。


「あれ、燐今日も寝坊か?」

「今日もってなんだよ。青峰」

「燐が慌てて大学に行ってる姿しか見た事ないからな」


うっと言葉を詰まらせる。

確かに最近新しい住人たちが可愛すぎるせいもあって寝過ごして授業ギリギリというのが増えてきた。

青峰の小さな頭を優しく撫でながら俺は言う。


「残念。今日は休みなんだよ」

「え・・・燐さん今日休みなんですか?」

「そうだよ。黒子おはよ」


ベッドからむくりと起きた黒子の髪の毛は毎日芸術。

最初のことは毎日笑ってたっけと心の中で呟く。

先に起きておは朝を見ていた緑間やご飯前にポッキーを盗み食いしていた紫原も振り向く。


「えっじゃあ今日1日ずっと燐ちんといれるの?」

「ずっとはダメなのだよ!燐さんだって疲れるのだよ!」

「そうだね〜。今日は皆でまったり過ごそうか。ね、2人も」


今日のラッキーアイテムらしい白いリボンを片手に緑間は俺の元へやってくる。

ただ、そのままリボンを引っ張ってきたせいか足を取られてこっちに来るまでに何度も転んだ。

俺はそんな緑間の姿を見て不覚にも笑う。

プライドが高い故に緑間は泣き言を言わずに痛みにフルフルと耐えている姿は可愛らしい。


「ほら、緑間おいで」

「なっなんなのだよ!」

「んーほらほら。後ろ向いて」


緑間を後ろ向かせて白いリボンを首に巻く。

柔らかい布でできたリボンだからきっと首を傷つけるということはないだろうが、念の為にゆるく結ぶ。


「ほら。苦しくない?これで転ぶ事はないと思うよ」

「・・・・っありがとうなのだよ!」


耳まで真っ赤に染めた緑間はそう言ってそそくさとどっかへ行ってしまった。

そろそろご飯作ろうと思ったのに。









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