恐る恐る部屋に入ると嫌な予感的中、俺のPC画面に2人は見入っていた。
「あ、あのぉ・・・征十郎さんに黒子さん?」
「へぇ。歩こういうの好きだったんだね。知らなかったよ」
「うわっこれは凄いですね」
「ふーん。こんな体位でねぇ・・・面白い」
マジマジと見ている姿を見ているとこっちが恥ずかしくなる。
そしてしばらくすると2人は固まり笑みを深くする。
何を見ているのかは俺には見えない。否、見えないようにされた。
「ね、歩。久しぶりに歩の作ったご飯が食べたいなぁ」
「・・・おお。何がいい?つか泊まるのか?」
「そうだねぇ。今日は寒いしシチューがいいな。後サラダと。もちろん。じゃなかったらもうちょっと早い時間にくるさ」
「あ、僕先輩にあげようと思って持ってきたものがあるんです」
「ハハ。デスヨネェー。ってあげるもの?」
渡されたのはシンプルな真っ白なエプロン。
くじ引きで当たったけど使わないからと黒子が持ってきたらしい。
んー俺もエプロン付けないけど貰っておくか。
「サンキュ、黒子」
「いいえ。今日つけてみてくれませんか?たぶん先輩のエプロン姿今日しか見れそうにないですし」
「別にいいけど・・・」
エプロンを片手にキッチンへ向かう。
パタンとドアを閉めて行った事を確認して2人は笑った。
「シチューにサラダ、ですか」
「そっちも白いエプロンだなんて用意周到じゃないかい、テツヤ?」
少し間をおいて2人も立ち上がり1階のキッチンへ向かう。
PCにはキッチンにて裸にエプロンだけ纏い、野菜に犯されるヒロインとお風呂の浴槽で犯されるヒロインのCGが映っていた。
「ったく本当に横暴だよ、征十郎は。アポなしで来てなおかつ泊まりなんてよぉ」
ブツブツいいながら人参や玉ねぎ、じゃがいもの皮をむいていく。
黒子から貰ったエプロンは女物だからなのか丈が短くて膝上ぐらいだった。
「誰が横暴だって?」
「ひっ!?」
耳元で囁かれる征十郎の声。
ゴトン
剥いていた人参を落とす。
黒子は膝をかがめて人参を拾った。
「ダメじゃないですか、先輩。食べ物を粗末にしちゃ」
「お前ら突然来んなよ!というか2階で待ってろって言わなかったか?」
「ええ。でも3人で作ったほうが早いじゃないですか」
「・・・・料理できるのかよ?」
「ゆで卵なら負けません」
「帰れ!」
「まあまあ。落ち着いて。テツヤの言う通り3人でした方が早いじゃないか。まあ、」
料理されるのは歩だけどね。
そう征十郎は言って俺のスウェットのズボンとパンツごと下ろす。
「!?」
何が起きたのか分からない。だけどあれよあれよと俺の服が床に散らばる。
そして出来上がったのはオタクの1つの夢・・・裸エプロン。
「っお前ら何しやがるんだ!!」
「ん?さっき見てた中でキッチンプレイってのがあってね。面白そうだからヤろうよ、歩」
「ほら。ここに先輩を満足させてくれるものありますよ」
2人は両手に人参やら胡瓜やら危ないモノを俺に向ける。
コイツらさっきの咲ちゃんのヤツを!?
「さてと。美味しく料理しようか」
怪しく2人は笑った。
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