次の日起きたら黒子くんたちは猫になってる、というわけではなく。

昨日可愛らしくついていた猫耳としっぽは消え元に戻ったようだ。

すぐさま元に戻ったことを伝えると合宿している場所まで帰るよう命令られたらしい。


「すまなかった、燐」

「別に。困ったときはお互い様だ。それに兄弟ができたみたいで楽しかった」

「またいつの日かお礼に改めて伺います」

「そんなの別にいいさ」


カラフル6人組を玄関まで見送る。

帰ったあと家に残った布団の山と携帯の6つの電話番号とアドレスだけが残っていた。



それから数日後。

俺は授業で使う資料を家でまとめていた。

カリカリ。

みぃみぃ

家のドア先で何やら物音。

ドアを開けてみると―――――






(これがお礼か?黒子くん)

(ニャーニャニャー!(全然違います!))




パニックはまだまだ続く!




ただ猫化したキセキが書きたかったんだ。



 




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