「にしても早いね。もしかして誰かに盛られてた?」
ズボンがシミになる前にと、ズボンをゆっくり脱がされる。
灰色のボクサーパンツは色が変わり濃くなっていた。
「盛られてっなんか、ない!」
「ふーん。じゃあ早漏?」
「違う!」
「じゃあ何?」
「・・・だよ」
「え?」
「全身性感帯だって言ったんだよ。このバカ司!」
もう今後一切触るんじゃねえ!とズボンを赤司からひったくり赤司を個室から追い出した。
その後あの1回だけじゃ治まらなかったムスコを悲しく右手でなだめたり、
汚したパンツの処理に悩んだり、自分のことで精一杯だった。
だから忘れていた。こんな風になった原因のアイツのことを。
「全身性感帯ねぇ」
1人教室へ戻るべく赤司は廊下を歩きながらポツリと呟いた。
これから赤司によるセクハラとそれに伴う調教や、赤司の仲間のキセキの世代によるセクハラに悩むのはもう少し後の話。
(とりあえずバカ司呼ばわりされたことに対してはお仕置きをしよう)
(あんな面白い玩具を安安と手放すものか)
触るな!・・・えっいや止めっ触らないでください。お願いします。
誰でもどこでも感じる、から赤司でしか感じない体へ体質チェンジ!
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