話は変わって中学3年生4月。
1学年あがり俺は受験生になった。
もちろんクラス替えもあって、仲のいい友だちと俺だけ離れてしまった。
遊びにくればいいと言ってくれたけど教室の端と端でそう簡単に行き来ができない。
新年度新学期早々詰んでしまった。
そして極めつけにやっかいなヤツが隣になった。
「次の席替えまでよろしく、水無月」
「・・・よろしく、赤司
赤司征十郎。
強豪帝光バスケ部の主将でキセキの世代の親玉。
赤司はいい笑顔で右手を差し出す。
きっと握手をしようって意味だろう。
普通だったら躊躇わずにこちらも手を差し出すが、手と手が触れ合うだけでも俺にとっては命取りだ。
ふぅ、と小さく息を吸って赤司の手を握る。
わずかな電気が頭から背中、股間へと駆け巡る。
「ふっ・・・・ん」
思わず声が漏れてしまった。
まずい。
そう思って片方の空いてる手で口を塞ぐ。
ちらりと赤司の方を見るとまるで新しい玩具を見つけたような顔をしてこちらを見てくる。
「水無月どうした?体調でも悪いか?」
心配してる素振りを見せながら赤司は俺の手を必要以上に触る。
運動部と文化部の力の差は激しく、手を抜こうとしても抜けない。
「いっ・・・ん、別に、な・・・んでもない・・・・んっふ」
まずいまずいまずい。
赤司がずっと触っているから俺の股間のムスコが立ち上がる。
ここは学校で、今日から1年過ごす教室なのに。
快楽が脳をマヒさせ始めた時、赤司は僕を立ち上がらせる。
そして股間を隠すように屈ませ、自分の体を使って見せないようにした。
突然のことで教室全員の視線がこっちに刺さる。
快楽で犯され始めた俺の体はその痛い視線すらの刺激になって蜜を垂らす。
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