||| plus alpha




190超えの大男2人が猫耳に尻尾ってシュールですね。

正直キモいです。


「でもどうする?今日は俺らオフだけど明日から部活あるし」

「こんな姿・・・先輩たちに見られたら笑われる」

「なんとかするのだよっ高尾」

「無理無理。流石の俺でも無理だわ」


そんなやり取りを先輩は遠目から見つめている。

何かウズウズしているような気もしますがそんな姿も可愛いです。


「な、なあ・・・触っていいか黒子?」

「ええ。どうぞ」


先輩は猫耳に触りたかったようで。

恐る恐る僕の耳に触れると顔がいつにもなく蕩けてふにふにと触る。

可愛い可愛い可愛い。なんですかこの生き物は。

今すぐにでも押し倒してぶち犯したいです。いや、ぶち犯します。


「テッちゃんばっかズルいー。俺たちも構ってよ、歩ちゃん先輩!」

「平等なのだよ」

「構え・・・です」

「お、おう・・・」


少し怖気ついた様子で先輩は僕から離れる。

それがどことなく寂しくて僕は思わず先輩の腕を引っ張る。

先輩は思わぬ事態に体制を崩し、僕のお世辞にも大きいとは言えない胸板に倒れる。


「っ黒子ぉ・・・」

「すみません。ただ先輩にお願いがあるんですよ」

「お願い?変な事言ってみろ。殴るからな」


先輩以外の皆に目で合図を送る。

皆も同じ事を思ってたんでしょう。野獣ですね、全く。


「どうやら発情期みたいなので僕たちを助けてくれませんか?」

「断る!だろうと思った!こんなの薄い本とかで見た事あるし!!」


既に察知ずみなのかジタバタ暴れだす先輩。

でも時すでに遅し。ガッチリと腰は火神くんが掴み、高尾くんはベッド際に転がっていたローションとかを拾う。

緑間くんはじっとその場で先輩のお尻を見ている。歪みないですね。


「離せっ!バ火神!」

「イヤ・・・です。俺らの発情受け止めろよ・・・ださい」

「嫌じゃあああああ!!」

「まあまあ。歩ちゃん先輩。可愛い後輩を助けるつもりでさぁ」

「お前らの事を可愛い後輩なんて思ったことねーわ!」

「じゃあ恋人か?歩さんは思ったより積極的なのだな」

「てめぇ今の会話の中でなんでそれが答えとして出てきた!お前の頭の中見せろ!」

「まあまあ。皆さん。落ち着いてくださいよ」

「落ち着けっかー!!」


尻尾を先輩の太ももに擦り付けると小さく先輩は喘ぐ。

その声を皮切りに皆は各々先輩の体を触り始める。


「っ・・・ひっ、やめ」

「先輩。頂きます」



先輩はしばらくの間猫が苦手になりました。



Dec 07, 2012 02:28
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