(1/3)
何も知らずに恋をした
『お兄様!重衡お兄様!雪です』
『そう引っ張らずとも見えておりますよ‥‥‥もう、雪の季節ですか‥‥‥』
思い浮かぶ彼の笑顔
どうして そんなに
儚いの
『絢子。我を困らせるでない』
『‥‥‥お父様、絢子を亡き者とお思い下さいませ』
物心ついた時からずっと
『お兄様のいない世になど、存在する意味もありません!』
『絢子には、困りましたね‥‥‥』
ただひたすらに恋をした
真実には目隠しをして
桜、ひとひら
第一話、何故に祈り、何故に願う
後
戻る
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -