(3/4)
 
 





「あ、また脱線しちゃったね。将臣くんのせいで☆」

「俺!?」

「将臣、神子の言葉は絶対だ」

「はぁ?っつーかリズ先生、戻ってきたのかよ」

「神子の意思が世界の意思。神子の行動が世界の全て。神子の思うがままに行くがいい‥‥それが運命‥‥」

「リ、リズ先生、こっちの世界に戻ってきてください!」

「そうですね先生!!」

「──あああっ!九郎さんも暴走しないっ!」

「譲くんは九郎症ですね」

「弁慶、それを言うなら苦労症だよ〜」

げふぅっ!!

「リズ先生───っ!!」




「‥‥‥この際だ、九郎とリズ先生と譲を外しちまおうぜ」

「そうだね、将臣くん」

「譲殿も可愛そうだけれど」

「いいんだよ朔ちゃん。綺麗な華さえ残れば、野郎なんかどうでも」

「ええ、そうですね。君もいなくなればどうです?」

「はぁっ!?何を言って── 「はい、弁慶さんもヒノエくんもストップ!!だから本題ね!」

「‥‥ふふっ。そうですね、ヒノエは放っておきましょう。それでAくんの術が段々と強力になってきている件ですね?」

「はい。そろそろ私の立場もヤバくなってきたんです‥‥」

「まーな。【海の暁】更新毎に、あつも‥‥っと、Aの技が冴えてきてるのは事実だな」

「うん。水の気が強くなってきているよ」

「連載では人間になったというのに、彼の人間離れした部分は変わらないのね」

「そうだよね〜。アレは脅威だよ〜、迂闊にゆきちゃんに近づけないでしょ?」

「景時さんはゆきちゃんを溺愛してますからね」

「うん?そうかな〜。一応、妹だからね」

「‥‥それだけですか、景時?」

うっ!!‥‥‥あ、そうそう!あつ‥‥Aくんの術の名前ってなんだっけ〜?」

「話を逸らさないで下さい、兄上。でも‥‥あら?名前、何だったかしら?」

「あれ?いつもは覚えてるのに。やっぱり私の出番がないから忘れたんだ‥」

「落ち着けよ望美。あー‥‥‥」

「何だ、知らないのか皆」

「あ、九郎が来たぜ」

「煩い人物が来ましたね‥」

「お前達、仲間の事だろう。よく覚えておけ。あれは‥‥‥
死海流撃だ!!


「‥‥‥」

「‥‥‥」

「‥‥‥死海?」

ブフォッ‥!!

「リズ先生───!!」




 


BACK


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -