(2/4)
「それはそうと本題に入ろうよ。Aさんについてなんだけど」
「Aさん、と言いますと‥‥坎の八卦を持つ彼でしょうか?ねぇ、将臣くん?」
「は?‥‥あ、ああ(睨むな弁慶!)あいつだよな。水属性の奴。なぁ景時?」
「ええっ‥?(二人が睨んでくるよ〜)オ、オレもそうだと思うよ〜!ね、ヒノエくん!」
「(オレに話を振るなよ)‥‥それで望美、そのAって奴の何を語らせたいんだい?」
「「(よくぞ口火を切ってくれた!)」」
「ん〜?最近あつも‥‥ゴホン。Aさんね、最強伝説になってるでしょ?気に入らないなぁって」
「あぁ‥‥‥確かに姫君の言うとおりだけど」
「そうですね。最近では神子の力が無くても術を発動していますからね、彼は」
「一度ゆきが絡むと無敵だもの、A殿って」
「俺は直接何かされた訳じゃないから分からないけど。実際どうなんだ、兄さん?」
「あ?‥あぁ、アレな。軽く花畑が見えたぜ」
「将臣くんはそうなんだね〜。オレの時は閻魔が日舞をしていたな〜」
「それは想像を絶するね。ヒノエくんは?」
「オレかい?‥‥そうだね、命の灯火が消えた気がしたよ」
「水剋火だからな。火属性のヒノエがよく生きていた」
「あれ?九郎さん、いつの間に帰ってきたの?」
「いや‥‥‥それは‥」
「ふふっ、九郎も寂しがりですからね」
「神子、リズヴァーンはまだ戻ってこないよ」
「大丈夫だよ白龍。リズ先生は強いから」
「(先輩、心配するのが面倒なんだな‥)」
「何か言った?」
「い、いえ俺は何も!!」
「ふぅ───ん」
< >
BACK