(1/4)
「ん、『えー』と読むのか。敦盛の事だろう?」
「シーッ!九郎さん!イニシャルトークなんですよ!名前は伏せて!」
「うぐぇっ!!‥‥‥‥あ、ああ。すまん」
「今のエルボーは流石だな、望美」
「ありがとう将臣くん。伊達に小さい頃から何百回もやってないよ」
「(その度に、俺と兄さんは意識が飛んでたよな‥)」
「譲くん、何か言った?」
「い、いえ何も言ってませんよ!ほほ、ほら早く始めましょう先輩!」
「(憐れ譲くん‥)そうだよ望美ちゃん〜、早くしないと管理人が書くの面倒になって止めちゃうよ〜?」
「(譲くんで遊ぶのは次の機会に)そうですよ。それに、急がなければ敦盛くんが戻ってきますから」
「うん、そうだね!譲くんとには後でゆっくり話し合うよ!」
「‥‥‥」
「‥‥‥」
「‥‥‥はは‥」
「やぁ、どうしたんだい姫君達?綺麗な華に囲まれると心が安らぐね」
「あら、ヒノエ殿。お出かけだったのかしら?」
「ちょっとヤボ用でね‥‥‥っと、野郎も居たのか」
「最初から居ましたよ。君こそ邪魔しないで貰えるとありがたいんですが。ええと、名前は何でしたっけ‥‥‥胆臓?」
「ごぶっ!!」
「あ!?リ、リズ先生!これで拭いてくれ!!」
「うむ。将臣、すまない」
「リズ先生がお茶を吹き出したわ‥‥‥しかも100g三万円の高級茶を」
「三万円!?」
「胆臓がツボだったんだよ、朔。リズ先生、マイナーな部分にウケるらしいから」
「リズ先生、ご無事ですか!?───おのれ弁慶!!」
「おや、九郎。僕に歯向かえるとでも?」
「くっ‥‥!!」
「そんな事をしたら九郎が苦労しますよ」
「んがっ!!」
「っ!!リズ先生!?リズせんせ───い!!!」
「‥‥駄目だ、九郎さん。先生は白目剥いたまま気絶しています」
「くっ!せんせ───い!!」
「待ってよ苦労、じゃなかった九郎〜!!あ〜ぁ、走って行っちゃったよ〜‥‥」
「放っておけよ‥‥しかし、先生ってダジャレがウィークポイントだったんだな。知らなかったぜ」
「あのね、リズヴァーンは神子からもらった『昭和初期:お笑い大全』のびでおを見て勉強したんだよ」
「そうなのか白龍?そんなビデオをどうやって‥‥」
「通販で買ったんだよ。ね、白龍?」
「うん!!」
「「通販て!!」」
「わ〜、流石は兄弟。息ぴったりだね〜」
>
BACK