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☆後書き☆
『大地の陽』で、もしも途中から将臣ルートが存在していたら。
そんなお話です。
2008正月〜2008.06.02の間連載していました。
当連載は、お相手弁慶の長編の、途中から枝分かれになった話…と言う形を取らせて頂いてます。
『大地の陽』、九郎連載『お兄ちゃんといっしょ』、敦盛連載『海の暁』
と、当連載のヒロインは共通。
同じヒロイン、けれど微妙に違うんです。
恋したお相手や、環境が違えば、人は強くなったり弱くなったりしますよね。
『大地の陽ヒロイン』と将臣お相手の彼女は同一人物であっても中身が違います。
強さの部分と弱さの部分、そして脆さの基準も変えてみました。
それでも本来の芯だけは変わりません。
『大切な人達を守りたい』この部分だけは、彼女が彼女たる所以ですから。
この連載のテーマは『葛藤』でした。
狂愛に近いもの、であって決して狂愛ものを書いたつもりはないし、黒将臣を書いたつもりもありません。
ましてや生温い美裏を書きたかった訳でもない。
狂いたくても狂えない、苦しみ。
恋に狂ってしまえば……ある意味楽なんだと思います。
でも、狂ってしまうにはあまりにも背負うものが大き過ぎる。
そんなに弱い人じゃない気がします。
お付き合い下さってありがとうございました！
20080602
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