「廻夢の飴。」 2014/03/04 07:55 僕は二月に作られた雪うさぎ 散らばる氷の粒で 太陽の光は届かない 静寂が全て 駆け廻る犬も息絶えた 僕の目に埋め込まれた青いカプセル 睡眠薬って聞いた 春は怖くない 身体が溶けだしたなら この目も溶けだすから 暖かい光へ 意識のないまま WALK 誰にも遭えないのに 僕は眠らない物 ただ意識が無くなる 繰り返して春が来る 僕は二月に作られた雪うさぎ 創生者の彼を捜す ねぇ 温もりを与えて 太陽より先に 僕を溶かしてほしい 溶けながら何を思うだろう 思考回路は無い 矛盾が生じて笑った 気が付けば 氷の粒といつもの静寂 丸い太陽にくっついてる猫は欠伸 何も無い世界を嘲笑うの 僕の居る場所を誹謗するの 傍の亡骸を見もしないの 僕もあの猫と同じ 理解は捻じ伏せる 僕は二月に作られた雪うさぎ 創生者の彼を捜す ねぇ 温もりを与えて 太陽より先に 僕を溶かしてほしい 生きてないなんて嘘だよ ほら 青い涙が流れてく 眠気に襲われながら 響いてきた言葉 ラヴユーとシーユー 遠くで猫の鳴き声 悔しいなら 僕に近付いて 怖がらないで溶かしてよ でももう遅いんだ 彼が来たから ヒトコト。/0 ■お気軽に御感想等下さい(´`*) |