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アメ横でコロッケを買い、公園まで歩き、そしてゆっくり食べるのがわたしの最近のマイブームである。……わけだけども。ここ数日どうにも視線を感じてならない。というかアレでわからないほどわたしは鈍くない。スケッチブックを抱え、こちらを見る彼。どうも今日はやけに近い気がする。何が目的なのだろう。

「あの……?」
「いや。俺には構わないでくれ」
「はあ、」
「君の美味しそうにコロッケを頬張る姿を見られればそれでいい。腹も膨れた気になる」
「はあ」
「……明日は俺の分も頼めないだろうか」
「はあ」

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