● Coolness? B
「絶対M字禿げになる。」
そうきっぱり言ってのけた。
すると今度は必死に抑えようとしている物の、笑い声が漏れているバッシュを見てヴァンはにんまりと笑う。
そんなバッシュをバルフレアは睨みながら引き攣った口を戻しヴァンに言い返す。
「お前こそが予備軍だろうが。」
そう言ってバルフレアは直ぐ近くにまで来ているヴァンの額に思い切りでこぴんする。
「痛ってぇ〜〜!
何すんだよっ!!
最速の空賊でも頭が超スピードで進行していくのは心配なのかよっ!!」
「何だとっ…!
てめぇこそ随分と長い間その髪型らしいじゃねぇか。
ずっと同じ分け目だとそこから禿げるんだぞ。
髪伸ばしてりゃいいってもんじゃない。」
「なっ!!
オレはハゲ何かにならねぇよっ!
人の心配より自分の髪の心配しろよっ!
既に危険領域のくせに!!」
「んだとっ!
このクソガキっ!!」