「ふふふ、最近、風波さん嬉しそうですね」
「…ほかの看護婦さんにもよくいわれます。」
「あのこでしょう?いつもいる。藍色の…、ほらさっき帰っちゃった子」
「多分そいつのおかげかもしれませんね。俺は記憶がないけどっ…っう」
「っ風波さん!?風波さん!?先生来てください!」
すきってこういうことかなっておもったんです
―100万部を売り上げた
―日本中が涙した小説
―遂に、映画化!!
「藍那!!」
「あ、緋漣?あのね、さっきまで獅龍のところにいたんだけどね…」
「…獅龍が、あぶねぇらしい」
「っ!!」
―記憶をなくした少年と
―それを必死に支える少女
「獅龍っ!!!」
―二人の想いは交差し、そして
「…だ、れだ…っ」
「き、今日も忘れちゃったんだね?ウ、チは空谷藍那。よろしっ…獅龍、」
死なないでよぅ
―全てを失った俺に
「っ藍那、」
―光をくれたのは
「あ、り…が」
毎日、名前を教えてくれる君だったんだ
―淡く切ない、感動の恋の物語
ウチも、大好きだったよ、獅龍
―多分いつかに全国ロ−ドショー!!
「おはよう、獅龍。いい天気だね」
ウソです。はい。あ、ちなみにタイトルは某有名ドラマのパクリです。
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