03

「ふふふ、最近、風波さん嬉しそうですね」

「…ほかの看護婦さんにもよくいわれます。」

「あのこでしょう?いつもいる。藍色の…、ほらさっき帰っちゃった子」

「多分そいつのおかげかもしれませんね。俺は記憶がないけどっ…っう」

「っ風波さん!?風波さん!?先生来てください!」




すきってこういうことかなっておもったんです







―100万部を売り上げた



―日本中が涙した小説



―遂に、映画化!!





「藍那!!」


「あ、緋漣?あのね、さっきまで獅龍のところにいたんだけどね…」


「…獅龍が、あぶねぇらしい」


「っ!!」




―記憶をなくした少年と



―それを必死に支える少女



「獅龍っ!!!」





―二人の想いは交差し、そして





「…だ、れだ…っ」



「き、今日も忘れちゃったんだね?ウ、チは空谷藍那。よろしっ…獅龍、」



死なないでよぅ





―全てを失った俺に




「っ藍那、」






―光をくれたのは







「あ、り…が」







毎日、名前を教えてくれる君だったんだ







―淡く切ない、感動の恋の物語





ウチも、大好きだったよ、獅龍




―多分いつかに全国ロ−ドショー!!



「おはよう、獅龍。いい天気だね」






ウソです。はい。あ、ちなみにタイトルは某有名ドラマのパクリです。

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