神様はきっと、少年なんだ
まだ青い自身を抱えながら、人を生み出す
きっと、それは、神様自身のおもちゃで
僕らは、暇つぶしに遊ばれているのさ。
いま、神様は、青い春を迎えていて
きっと自ら創った女の子に恋をしちゃったりするの
叶うことのないこの恋に、神様は泣いて、
「藍那、うるさい」
「あら、ごめん遊ばせ」
「いきなり歌いだすなよ。」
「奇跡とか、運命とか。そーんなものーをー、捨ててぇ!深海へ沈まなーいかぁい」
「私の話聞けよ。」
森も海も月も太陽も、ぼくらでさえも溶け合った世界は
始まりとか終わりとか、最初から存在しなかったように
(そんなの関係ないんだよとー、笑ったきみはー、その少年のー)
「だからうるさいって。」