訪問者



買い出しを終えた翌日
私たちの家に訪問者が来たみたいなんだけど…



「やあ、セブルス。御機嫌はいかが?」



片手を挙げた眼鏡の男ジェームズ・ポッターがお父さんに話しかけてる。



「帰れ!!」



即反論したお父さんは何故かジェームズを突き飛ばしていて、外からイテテという声が聞こえるが、お父さんは無視してドアを閉めた



「セブルス酷いじゃないか!」


ぎゃんぎゃん騒ぎだすジェームズにお父さんは苦々しい顔をたが、リリアには見えない。しかし醸し出す雰囲気がちょっと恐かったのでお父さんのローブの裾を握りしめた。
ローブに違和感を感じたセブルスが目線を下げるとリリアが裾を握りしめていたので、頭を撫でて目線を合わすために屈んだ


「済まないリリア。恐かったろう?」


その言葉にリリアはセブルスに抱き付き顔を胸板に付けた



「…恐かった。お父さん怒っちゃ駄目」



そう言ってぎゅうっとローブを強く握りしめた姿に、なんて優しいんだと内心抱きしめたいのを我慢した



「済まない。アポイントを取らない奴に構うつもりがなかったからな。仕方ない、家にあげよう」



そのお父さんの言葉に嬉しくて顔をあげると頬に口付けられた
抱っこされてお父さんがドアを開けると、ジェームズが一瞬驚いた顔をしたが直ぐに微笑んだのだった



「ありがとう」



END
20130715


(娘に感謝するんだな)
(ありがとう、リリアちゃん!)

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