・ロビ兄ロビ前提ロビジャスのつもりがロビジャス前提ロビ→兄?になった
・ロビジャス結婚してます
・ロビ兄ロビががっつり前提です
もう何度考えただろうか
オレはジャスミンと付き合って結婚して、二人で暮らし初めて、長かったような短かったようなそんな何年かを違うような同じような、ただぼんやりと過ごしていた気がする。
そんな事を考えている時決まって思うのはこの暮らしの前のこと、ある日突然姿を消したあいつのこと。
「ロビン?どうかしたの?」
「ん?ああ…ごめんなんでもないんだ」
「そう」
真横からの声に驚いた。手が止まっていたらしい。我に返ると食事の支度中に考えることではなかった。
大丈夫?少し眉間にしわを寄せたジャスミンの顔が眼前いっぱいに広がっている、
「大丈夫だよ。少しぼーっとしてたや」
それならいいけど、ジャスミンはそういって作業を再開させた。指、切らないようにしてね、付け加えられた。
彼女が視界に入るといつも自然に口角があがる。これが彼女をに愛している、なによりの証拠だろう
横顔でさえ眺めていたいと思えるのだから。
あいつの面影さえ浮かばなければ。
ああ、どうしても考えてしまう
あの日あの時までのオレたちの関係は一体なんだったんだろうか。
友人であった、家族であった、今オレにとって義兄で、
過去、情人、でも、あった。
そうだあの時からオレはジャスミンが好きだったのにも関わらずだ。
だからこそなのだろうか。血の繋がりのあり似たあいつを利用したのだろうか。ジャスミンといるといつも考える。
あいつが姿を消したのはジャスミンと付き合うことになったからなのだろうか。
この、彼女の兄との秘密からくる彼女に対する罪悪感にも似た感情を持ち続けろと、あいつは行方を告げなかったのだろうか。
「また呆けてるわよ」
彼女がこちらを見たことで自分がずっと横顔を見ていたことに気が付いた。
うっすら顔が赤い、照れているのだろうか
「ごめんごめん、怒らないで」
「別に怒ってないわ、あんまり見られるとなんだか」
「恥ずかしい?」
「ちっ違う!」
ははは、笑うとジャスミンをますます顔を赤くして人参を一心不乱ともいえるようにきざみはじめる。
さあそろそろ結論だろう、自分もやっと作業を再開させることにした
いつもそう、最終的にいきつく答えは今の幸せがあいつがいようと居なかろうともう関係がない、ということ。居てほしいのか居てほしくないのかそれは解らない。あいつがどんなつもりで消えたのかもだ。
解るはずもないよな?結局オレはあいつが何処にいるのか生きているのかすら知らないのだから。
こうしていつも肝心の相手がいなければ解決しようもない思考をめぐらせる。
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2010/10/31
ハロウィンに我はなにを打っているんだ
晩御飯はカレーです(ロビ兄ロビ?)